たくさん積んで出かけよう!週末はTOTEBOXでパパの株がアップ!

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自動車の世界では「ミニバン」がファミリーカーのスタンダードとなって久しいけれど、昔よりはるかに核家族化&少子化が進んでいる昨今、冷静に考えればそれほど合理的とも思えない。ではなぜ支持されるかというとやはり「沢山積める」からだろう。積載量の多いクルマというのは遊びの自由度が高く、なんだか楽しい生活が送れそうなイメージを抱かせてくれるものなのだ。

じつはこれ、自転車も同じではないだろうか。

先日、我が家へとやってきたブリヂストン・トートボックス(TOTEBOX)は大きなリアバスケットを装備するごく実用的な自転車なのだが、ミニバンよろしく、その積載性が妙にオトコの遊び心をくすぐる。

「ここに何を入れて遊ぶ?」

何だかそう挑発されているみたいなのだ。

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というわけで、僕は妻と3歳の息子と共にピクニックに出かけることにした。筆者の住む神奈川県相模原市には、自転車でちょっと走れば素敵な森がある。そこで気持ち良くランチをいただこうという算段である。このイベントの主催は僕。妻と息子はもてなすべき大切なゲストなので、準備はあくまで僕ひとりで行う。日頃、家庭そっちのけで自転車でフラフラしていることへのせめてもの償い、というのはあまりにも虫が良過ぎるかもしれないが……。

朝、早起きして慣れないお弁当作り。おにぎりと冷蔵庫の残り物を使っておかずを適当にでっちあげ、普通の自転車ではまず使うことはないであろうシーガル社の三段式フードキャリアにつめる。縦に積み重ねるという構造上、やたらかさばるうえステンレス製で重いんだこれが。

弁当作りが終わったら荷物の積み込み。弁当箱のほかにステンレス製の魔法瓶、レジャーシート、マグカップ、カトラリー、テーブル、コンパクトチェア、マットなどを入れるとトートボックスのバスケットは丁度良い具合に満杯になった。深さがあるので、ネットなどで固定しなくても荷物が落ちてしまうようなことはなさそうだ。子乗せ自転車に乗る妻とともに、いざ出発!

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トートボックスは積載時の安定性を重視してホイールベースの長い設計になっているが、乗車ポジションは案外コンパクト。一般車的なゆったりとした走りではあるけれど、車輪サイズが小さく重心も低いため、フル積載状態でも操縦性は普通の自転車とまったく変わらず良好だ。クロスバイクなどと同様Ⅴブレーキがフロントに採用されていることも、優れた操縦性に拍車をかけている。思った通りビシッと止まるし、タッチも気持いい。

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目的地に着いたら、自転車から積み荷を降ろしてランチタイム。遊びの移動手段として考えたときの自転車の素晴らしいところは、このアクセスの良さ、気軽さである。クルマの場合、まず駐車場を探してクルマを停め、そこから荷物を降ろして運んだりといまいち“粋”じゃない。思い付きのピクニックが無駄に大仰な遊びになってしまうのだ。

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それにつけても森の中で食べるお弁当の旨さよ。大したおかずはないけれど、妻も息子もニコニコで塩昆布のおにぎりをほおばっている。トートボックスの傍らでお弁当を広げる一家の様子はいかにも楽しそうに映ったのか、散歩をする見知らぬおじいちゃんから声をかけられ、何故かカブトムシまでもらってしまった(笑) 本日のイベントはどうやら大成功だったようだ。

トートボックスは、実用性が極まって逆に高い趣味性を感じさせる自転車である。僕はトートボックスに「レジャー自転車」という称号を与えたいと思う。

今回使用した自転車:TOTEBOX large 内装3段モデル(税別45,800円)

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text&photo_RYO SATO

【BRI-CHAN】

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