本革パーツでCHeROをドレスアップしよう!

自転車に乗っているあいだ、ずっと座り続けるサドル。そして、ずっと握り続けるグリップ。この2つのパーツが人と自転車のインターフェイスとして、とても重要な役割を担っているのは言うまでもありません。

さて、そんなサドルとグリップですが、CHeROの純正パーツに使われているのはレザー「テイスト」の素材。すなわち、合成皮革です。CHeROというモデル名はフレーム素材の「chromium molybdenum steel(chromoly)」と「leather(レザー)」から取られた造語ですが、日常的に使う量産製品としては、コストや取り扱いの面で、なかなか本革とは行かないのが現実です。

そう言われると、「なんだー、本革じゃないんだー」とか思ってしまいそうになりますが、それでも純正のレザーテイストパーツに安っぽい感じは一切ありません。むしろ「この価格帯の自転車でよくぞここまで……」と言えるほど。

なので、今までサドルとグリップが合成皮革であることを、気にしたことはまったくありませんでした。

さて、そんな私のところに、CyclingEXさんから宅配便が到着。開けてみると、送られてきたのは本革グリップと本革サドルでした。

グリップは「サイクルデザイン」、サドルは「ギザプロダクツ」の製品で、両方足して税別13,000円程度。それを「好きに使ってイイ」とのことで、そんなありがたすぎる申し出を断る理由はどこにもありません。

さっそく工具を用意して、交換作業を始めます。取り替えに必要なのは、六角レンチとプラスドライバー。スポーツ自転車ユーザなら、持っていない人はいないぐらいの基本的な工具ですね。

CHeROのグリップはボルトで固定するロックオンタイプということもあって、作業はとても簡単。ネジを緩めてパーツを替えて、もう一度ネジを締め直すだけ。サドルは純正より高さがあるので、サドルの高さも合わせて調整すれば、アッという間に交換は完了。所要時間15分以下。実にお手軽です。

交換後の写真はこちら。ブラウンからブラックになることで、グッと引き締まった感じになりますね。そして写真ではわからないかもしれませんが、交換したパーツを実際に見て受ける印象は、明らかに差を感じます。

こ、これが…本革の持つオーラだというのか……!

明らかに違う質感。そして、グローブなしで握りたくなる、手に吸い付くような握り心地。嗚呼…これはヤバい!そして、グリップにはロゴが型押しされています。シビれますね。

そしてサドル。ツルツルした表皮で、標準サドルより少し固め。ですが、革の張りについては調整機構も付いていますし、街乗り程度の乗車距離なら問題は出ないでしょう。

そうか…CHeROには、こんなふうにドレスアップ方向でカスタマイズを楽しむ、という方向性もあったのか……。

グッと大人っぽくなったCHeROを見て、「このサドルに似合う本革サドルバッグが欲しいな〜」とか、今までなかった欲望がフツフツと湧き上がってきてしまいました。

まさか……このグリップとサドルが送られてきたのは、カスタマイズ沼へ誘う……罠!?

●今回使用した自転車:CHeRO 20(税別55,800円)

リンク: CheRO 20|chero|BRIDGESTONE GREEN LABEL

●今回使用したレザーパーツ

サドル:GIZA PRODUCTS レザースタンダードサドル SDL22300(税別8,500円)

グリップ:Cycle Design ブランドの旧製品(税込で約4,000円)

text&photo_などかず(@nadokazu)

プロフィール:広告会社勤務のWebプロデューサー。2台の自転車を所有し、週末のサイクリングと写真撮影を楽しむ。家族サービスの時間を確保するために、サイクリングは早朝が多いというお父さん。Instagramアカウントはこちら

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●CHeROのドレスアップにぴったりな「maware」のレザーアイテム

text_Gen SUGAI(CyclingEX) photo_maware

ここからは、CyclingEX・須貝がCHeROユーザーにぴったりなレザーアイテムとして、「maware」のライトとU字ロックを紹介します。

自転車のあるライフスタイルを送るためのアイテムとして、横浜のからレザーアイテムを発信しているブランドが「maware」です。そのmawareと、自転車用ライトでおなじみのキャットアイとのコラボレーションが実現、この度「CATEYE VOLT100XC x maware」と「CATEYE RAPID mini x maware」が発売されました。

「CATEYE VOLT 100XC x maware」(税別5,500円)は、キャットアイのヘッドライト「VOLT100XC」と、maware製のレザーライトケースがセットになったものです。レザーライトケースに設けられた金具で、ライト本体のスイッチを操作することができます。カバーをつけたままで、ライトの角度を変更することも可能です。

駐輪して自転車から離れるときは、サッと取り外して、ベルトやバッグの持ち手などにつけておくことも可能です。

「CATEYE VOLT100XC x maware」(税別5,000円)は、キャットアイのテールライト「RAPID mini」とmaware製レザーライトケースのセット。四角いボディのRAPID miniが、レザーケースに包まれることで柔らかいイメージになります。

ヘッドライト用と同様に、持ち運びしやすいデザインです。

どちらも、イタリアから取り寄せられたヌメ革を使用し、日本の工房で丁寧な手仕事によって作られています。

そしてもう一つ紹介するのが「U Lock」(税別6,600円)です。

無骨になりがちなU字ロックを、上質なピッグスキンでカバーし、自転車のフレームなどを傷つけにくくなっています。持ち運びの際にバッグにつけたりしても、様になります。

mawareではその他にもさまざまなレザーアイテムを発売しているので、詳しくはリンク先でチェックしてみてください。

リンク: maware(マワレ)ー自転車乗りの革、家具、ライフスタイルを創造するレザーブランド

リンク: maware(マワレ)オンラインショップ

協力・協賛:ブリヂストンサイクル株式会社

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