新宿から海まで走ると見どころが満載だった!?

夏といえば海!なのかどうかは知りませんが、今回はCYLVA F8Fで新宿からお台場までのちょっとしたサイクリングに出かけてみました。距離にして片道16㎞、その間に東京の名所が点在しており、最後まで楽しく走ることができますよ。

<text&photo_RYO SATO>

スタート地点としたのは新宿駅。筆者のように都心から少し離れた郊外に住む人間は、現地まで車を使うのも手だと思います。というのも新宿駅の周辺って意外と最大料金の安い駐車場があるんです。朝から夕方まで止めても1300~1800円ぐらい。もし買い物&観光しつつ都内を1日ウロウロするなら、電車よりもこちらの方が効率的かつ経済的だったりしますよ。

小田急百貨店と京王百貨店が隣接する新宿駅西口が、今回のスタート地点です。ここから明治通りを南下して表参道へ。そして、そこから青山通りを経由して三宅坂方面へと走ります。

コンパクトでも、端正なデザインとビビッドなカラーリングでなかなか存在感のあるCYLVA F8F。この価格帯のフォールディングバイクは、走行性能はともかく、ルックス面で満足のいくモデルというのは非常に少ないと思います。

映画やドラマのロケ地として有名な神宮外苑のいちょう並木。紅葉時期の風景がよく知られていますが、夏の青々した感じもなかなかのものです。

三宅坂からは左手に皇居を眺めながら内堀通りで日比谷まで。かつての江戸城を偲ばせる石垣や桜田門、日比谷濠(ひびやぼり)と高層ビル群のコントラスト。外国人観光客が喜びそうないかにも東京らしい風景です。ちなみにこういった写真を撮る際には望遠レンズを使うと背景が圧縮されて(手前の被写体に近付いて)、さらに迫力を出すことができますよ。

日比谷からは、晴海通りをひたすら進みます。有楽町あたりで何か撮るものはないかと線路にカメラを向けたところ、偶然にもドクターイエローが通過! ご存知かと思いますが、これは新幹線の線路や電気設備を検査するために運行されている、特殊な新幹線電車。機密保護のためか、窓はすべてブラインドが降ろされていました。

レトロな雰囲気が再現された有楽町の高架下。暖簾にある「ミルクホール」というのは、明治から大正にかけて流行した飲食店のこと。本来は名前のとおりミルクや軽食を提供するお店だったらしいのですが、こちらは居酒屋として営業しているようです。

交通量の多い銀座はサイクリングには不向きですが、色とりどりの看板を望遠レンズで圧縮すると、なかなか面白い写真が撮れます。銀座四丁目の交差点にある「和光」の時計台は、銀座通りのシンボルでもありますね。現在は高級百貨店ですが、もともと服部時計店(現セイコーホールディングス)の社屋として建てられたものなのだとか。

銀座を超えるとお次に現れるのは築地市場。せっかくなので場外市場で昼食を食べることにしましたが、平日にも関わらずどこも人が凄いです。外国人観光客が圧倒的に多いため、東京の台所というより、どこか中華街にも似たエキゾチックな雰囲気です。一応あるお店で海鮮丼を食べましたが、味はごく平凡でした(笑)

築地と月島を結ぶ勝鬨橋(かちどきばし)の前でパチリ。日本最大級の可動橋として1940年に完成しましたが、隅田川を航行する大型船舶の減少や道路交通量の増大など、時代の移り変わりによって開閉を停止。もう50年近く開いていないそう。

隅田川を超えるとすでに海は眼前ですが、もう少し夏っぽい海を求めてお台場まで走りましょう。上の写真は、豊洲ふ頭から眺めるレインボーブリッジ。吊り橋構造となっているので、非常に見栄えがしますね。

ゴール地点に設定したのは、お台場海浜公園です。ここには遊泳こそできませんが、延長約800ⅿにも及ぶ人工の砂浜があるんです。ビーチの向こう側に見えるのは品川と天王洲の高層ビル群。まさにここならではの風景です。

今回のルートの走行距離は約16㎞。数字だけ見ると少し長いような気もしますが、道中にはほとんど坂がありません。CYLVA F8Fのように走行性能の高い自転車で走れば、まるで体力を消耗することなくゴールまでたどり着きます。銀座で買い物を楽しみ、築地で美味しいものを食べ、ゴール後はビーチを眺めながら心を安らげる……そんな贅沢なサイクリングが気軽に楽しめますよ。

今回使用したミニベロ・フォールディングバイク(小径折りたたみ自転車)「CYLVA F8F」について

●今回の走行マップ
https://goo.gl/maps/2JcTg48c53C2

CYLVA F6F・CYLVA F8F リコールについて

残念なことに、CYLVA F6FとF8Fのリコールが発表されています。ユーザーの方は使用を中止し、必ずブリヂストンサイクルのWebサイトを確認してください。フレームが破損し事故に至る可能性があります。

ブリヂストンサイクル株式会社が製造いたしました折りたたみ自転車「シルヴァF6F・F8F」(以下、対象製品)について、フレーム折りたたみ部の溶接部の破損が原因で走行時にバランスを崩し転倒する事故等が発生しています。お客様の安全のため、2022年10月31日より対象製品全数の製品回収(返金)を実施いたします。

情報源: 折りたたみ自転車「シルヴァF6F・F8F」製品回収(返金)のお知らせ|重要なお知らせ 2022|ブリヂストンサイクル株式会社

[2022年11月5日 追記]

協力・協賛:ブリヂストンサイクル株式会社

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