空気不要でパンクしない!あたらしい自転車タイヤ「エアフリーコンセプト」

株式会社ブリヂストンが開発している、タイヤの空気充填が不要な「エアフリーコンセプト(非空気入りタイヤ)」。小型EV等でテストされてきたこの新時代のタイヤが今、自転車に採用されようとしています。

ブリヂストンとブリヂストンサイクルが共同で、「エアフリーコンセプト」を用いたパンクの心配がない自転車用タイヤを開発、実用化を目指して現在テストが重ねられているのです。実はすでに「Air Free Concept × VEGAS」と名付けられた自転車が用意されており、先日閉幕した東京モーターショーに出展されたり、イベント会場で試乗会が行われています。

そして2017年11月28日まで、東京・青山にあるブリヂストンサイクルのコンセプトショップ「RATIO &C(レシオアンドシー)」において、この「Air Free Concept × VEGAS」を体験することができるのです。

こちらが「Air Free Concept × VEGAS」です。名前のとおり、ベースとなっている自転車は、ブリヂストン グリーンレーベルの「VEGAS(ベガス)」。マットブラックのフレームと、赤いホイールが印象的です。

一般的な自転車のホイールは、金属でできたリムとスポークが使われていますが、エアフリーコンセプトでは樹脂が使われています。そして、赤い樹脂が使われている部分は重さがかかると変形するようになっていて、乗っている人の体重を支えたり、路面のショックを吸収したりといった働きをみせます。

タイヤのトレッド(地面に接する部分)は従来のタイヤと同様にゴムでできていて、ホイールの赤い部分に貼りつけらている状態です。そして、本当に空気が入っていない。チューブなど、どこにもない!

ちなみに、これらの樹脂パーツはリサイクル可能なものだそうです。

こんなタイヤで、快適に乗ることができるのか。実は筆者は以前にも「Air Free Concept × VEGAS」に乗ったことがあるのですが、そのときの試乗会場は屋内の特設コースでした。あのときは、実は床がフカフカだったかも……。

というわけで2度目ながら、まだ少し疑いながら乗ってみたのですが、これが(以前も感じましたが)思いの外、ふつうなんです。つまり、ゴツゴツした感触なんかない。フワフワすることもない。乗ってしまえば、ごく自然としか言いようがありません。

もちろん、止まったときに足元を見れば「ちょっと、未来?」という感じがします。

「ふつう」に感じるということは、すでにある程度の完成度をもっているのだと思います。もちろん弱点もあって、樹脂で作ったホイールは、サイズが大きくなると重たくなってしまいます。今は、ベガスのような20インチくらいが、重量面でも現実的なところなのでしょう。しかし、多少重量増があったとしても「パンクしない」「空気を入れなくてよい」ことのメリットは計り知れません。

現在、レシオアンドシーの店内には、赤以外にもさまざまなカラーの「エアフリーコンセプト」が展示され、パネルには自転車のアイディアスケッチが描かれていて、見ている側もいろいろとイメージが膨らんできます。

レシオアンドシーでは2017年11月28日(日)まで『Air Free Bicycle Pop-up Exhibition in RATIO &C』と題して展示を行なっているので、ぜひ体験してください。

リンク: ブリヂストンサイクル株式会社

リンク: Air Free Concept × bicycle|ブリヂストンサイクル

text&photo_Gen SUGAI(CyclingEX


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