どれも同じに見える?レースに使う自転車の違い

2017年12月、ブリヂストンサイクルの自転車競技チーム「TEAM BRIDGESTONE Cycling」の体制が発表されました。今回は、同チームが競技に使用する自転車を紹介したいと思います。

自転車競技、とくにオンロードの競技で使う自転車って、極端に言えばどれも同じに見えますよね。

マウンテンバイク(MTB)以外は、自転車に詳しくない人からすればどれも「競輪みたいな自転車」でしょう。でも、実はこの写真の中に、競輪用の自転車は1台もありません。

ひとつずつ、見ていきましょう。

●BRIDGESTONE ANCHOR RS9(ロードレース用)

こちらは、ロードレースに使用するロードバイクです。自転車競技におけるロードレースとは、選手たちが集団で走行し、ゴールでの着順や時間を競うもの。プロのレースにおいては、選手はチーム単位で参加しており、チーム内で役割分担がなされています。

そのようなレースで使われるロードバイクは、ドロップハンドルや変速ギアを装備しています。

●BRIDGESTONE ANCHOR RT9(ロード・タイムトライアル用)

こちらは、ロードレースの中でもタイムトライアル競技に用いられるもの。一人ずつコースを走る個人タイムトライアルや、チームごとに走るチームタイムトライアルがあります。

タイムトライアル用のロードバイクは主に平地かつ直線の多いコースを走り、空気抵抗を減らせるように作られているのが特徴。通常のロードバイクよりも前傾の強い乗車姿勢で、ハンドルも棒状の独特な形状です。もちろん、変速ギアが備わっています。

●BRIDGESTONE ANCHOR TR9(トラックレース用)

こちらは、トラックレースで用いられる自転車です。これが「競輪の自転車」にもっとも近いものと言えるでしょう。トラックレースは、陸上のトラック競技と同じように、競技場の中の走路を使って競います。種目は、1対1で対決して勝ち上がっていくスプリントや、そして日本の競輪が発祥で集団で競う「ケイリン」など、さまざまなものがあります。

トラック競技で使われるトラックバイクには、変速ギアがありません。そして、足を止めて流すこともできません。競技専用のトラックバイクにはブレーキも無く、もちろん公道を走ることはできません。

写真の「TR9」はフレームがカーボンで作られていますが、日本の公営競技である競輪では細かくレギュレーションが定められていて、フレームはスチール製です(ガールズ競輪を除く)。

●BRIDGESTONE ANCHOR XR9(MTBレース用)

オフロードで競う、マウンテンバイク(MTB)レース用の自転車です。マウンテンバイクのレースにも、集団で走行し着順を競う「クロスカントリー」や、急な下り坂を一人ずつ走ってタイムを競う「ダウンヒル」などがありますが、写真の自転車はクロスカントリー用です。

太いタイヤとまっすぐなハンドル、変速ギアのほか、サスペンションを備えているのが特徴。「XR9」は、フロントのみにサスペンションをもつMTBです。

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以上のように、どれも似たようなものに見えても、競技の特性に合わせたものとなっているんです。

そして自転車の面白いところは、一般の人でもこれらを購入できるということ。今回紹介した自転車はすべて、ブリヂストンサイクルのスポーツバイクブランド「BRIDGESTONE ANCHOR(ブリヂストンアンカー)」から発売されています。

ただし、チームに供給されている自転車は、ブリヂストンがグループ全体で支援するという意味から、フレームのロゴが「ANCHOR」ではなく「BRIDGESTONE」となっているのが特徴。オリンピックを目指すアスリートのための自転車として、スペシャル感があってかっこいいですよね。

リンク: ブリヂストンのスポーツバイク アンカー|anchor

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text&photo_Gen SUGAI(CyclingEX)、製品写真_ブリヂストンサイクル


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