ブリヂストンサイクル名車紹介:ワンタッチで折りたためるX形状の折りたたみ自転車「トランジットコンパクト」

ブリヂストンサイクルが1990年代後半から2000年代にかけて精力的に展開していたフォールディングバイク(折りたたみ自転車)が「TRANSIT(トランジット)」シリーズです。

1999年のカタログより

2018年現在、トランジットは1モデルのみが残っているのですが、1999年モデルのカタログを見ると多彩な顔ぶれであったことがわかります。

トランジットシリーズの中でも愛らしい姿と独特な折りたたみ方法で人気だったのが、今回紹介する「トランジットコンパクト」です。

1999年のカタログより

こちらが、そのトランジットコンパクトです。1999年モデルから登場しました。

コンパクトという製品名のとおり、シリーズ中もっとも小さな12インチホイールを採用していました。変速ギアは付いていません。

そして、このX形状のフレームは折りたたむと、縦に長い形状になるのも特徴でした。しかも折りたたみはワンタッチです。

2008年のカタログより

折りたたみ時の寸法は、長さ540mm、高さ1,050mm、奥行き375mm。

クルマの後部座席やトランクに入れたり、鉄道で輪行したりといったことが容易に可能でした。

重量が12.9kgと、それほど軽くはありませんでしたが、39,800円(税別)という価格を考えれば、重たいというわけでもありませんでしたから、輪行されていたユーザーさんも多いかと思います。

1999年のカタログより

純正オプションの輪行バッグや、折りたたんだ状態で保管するのに便利なカバーも発売されていました。

折りたたみ状態で自立し、しかも転がすこともできるので、保管時に場所を取らず移動もしやすいのも魅力でした。

このトランジットコンパクトは、1999年のグッドデザイン賞を受賞しています。発売から20年近く経った今でも色褪せないデザインですが、残念ながら2008年を最後にカタログ落ちしているので、製造中止からも10年が経っているのですね。

今でもお持ちの方がいらしたら、ぜひ大事にしてください。

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text_Gen SUGAI(CyclingEX) カタログ画像提供_ブリヂストンサイクル


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