かねてから予告されていたロードバイクのニューモデル「RE8」が、ブリヂストンサイクルの「ANCHOR(アンカー)」ブランドから発表されました。
ティーザーサイトでも明らかになっていたとおり、「E」は「EXTEND」に由来します。ANCHORの特徴である推進力最大化解析技術「PROFORMAT(プロフォーマット)」を用いて開発されたRE8について、ブリヂストンサイクルは「空力・剛性・重量の3要素を高次元でバランスさせた」と謳います。
前作RL8Dと大きく異なる点としては、空力を重視した設計となり、空気抵抗が15%削減されていることが挙げられます。これにより、30km/hでの走行時にライダーの出力を3.9W節約できると言います。
また、左右非対称に設計されたチェーンステーにより、剛性バランスとタイヤクリアランスを両立。シートポストを真円形状として上端のしなり変形量を確保することで、快適性も実現しています。
そして何より、タイヤクリアランス。105 Di2完成車と105完成車は、ブリヂストンサイクルの「EXTENZA R2X 32C」タイヤを標準装備し、この状態でなお、直径方向10mm、幅方向8mmのゆとりを確保しました。
ラインナップは下記のとおりです。
RE8 ULTEGRA MODEL
価格:935,000円(税込)
RE8 105 Di2 MODEL
価格:489,000円(税込)
RE8 105 MODEL
価格:379,000円(税込)
フレームセット(写真なし)
価格:320,000円(税込)
「目新しい点は、とくにない」という印象ではありますが、従来のRLシリーズを擁してもなお「ロードレーサーこそがロードバイクの正しい姿」というスタンスを堅持してきた、言葉絵選ばず言えば「レーサー以外は邪道」という考えが根強く残っていたANCHORから、このようなロードバイクがリリースされたことには、時代の変化を感じます。
詳細は、ニュースリリースおよび製品情報でどうぞ。
情報源: レースバイクの技術の粋を、すべてのホビーライダーへ 新型コンフォートロード「ANCHOR RE8」新発売 – ブリヂストンサイクル株式会社のプレスリリース
リンク: RE8 | ALL LINE UP | アンカー | ブリヂストンサイクル株式会社
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