CHeRO Dropのタイヤを細くしたり太くしたりしてみた

往年の名車「ロードマン」を彷彿とさせる懐かしさが特徴のBRIDGESTONE CHeRO Drop(クエロ・ドロップ)。標準仕様ではサイドが飴色のタイヤを装着してレトロカジュアル路線を徹底していますが、このCHeROドロップに細めのタイヤや太めのタイヤを装着したら、どんな雰囲気になるでしょうか。

こちらが標準状態、つまりCHeRO Dropを購入したとき最初に装着されているタイヤです。

700×32Cというサイズの、スリックタイヤ。街中や週末のサイクリングロードを流したりするには、太すぎず細すぎずの、ちょうど良いサイズと言えるでしょう。ちなみにこの32Cタイヤが使えるように、CHeRO Dropはカンチブレーキを採用しています。

例えば川沿いのサイクリングロードを流しているときに未舗装の路面に出くわしても、フラットダートであれば、これくらいの太さがあれば比較的安心して走ることができます。

タイヤのサイドが飴色になっていることで、よりクラシカルな雰囲気となっています。

このCHeRO Dropに、まずは細めのタイヤを装着してみましょう。

というわけで、いきなりですが交換後の写真です。今回使用したのは、ブリヂストンの「ディスタンザ」というタイヤで、サイズは700×28C。クロスバイクで軽快感を出したいときによく使われるサイズです。

ブラックのタイヤなので、足元が引き締まって見えるようになりました。

当然ながら32Cと比べると見た目も細くなります。

「なかなか似合ってるじゃん!」と、自画自賛!?

きになる走行感ですが、このディスタンザは街乗り用という位置づけということもあり、32Cから28Cに細くしたからといって劇的に軽快になるというわけではありません。それでも、確かに走りは少し軽くなったように思います。また、細くなったことで乗り心地が悪くなると感じることはありまでんでした。これは、CHeRO自体のフレーム自体がショックを吸収してくれているのかもしれません。

続いて、太めのタイヤです。

シュワルベの「サミースリック」という、少しブロックの付いたタイヤを使ってみました。サイズは700×35cです。

いやぁ、いきなり迫力が出ました。

ちなみに、チューブも1サイズ太めのものに交換しています。

一気に現代的な雰囲気になったと思いませんか?

このように、真ん中がスリックで、サイドにノブがあるデザインのタイヤです。これなら河川敷のフラットダートも快調!

ちなみに乗ってみた感じですが、実は今回使用したタイヤの中ではもっとも価格が高いタイヤということもあって、舗装路では太さがネガにならない軽い走行感でした。

で、気になるのはタイヤとフレームのクリアランス。フロントは問題ないようです。ロード用キャリパーブレーキだと、(ロングアーチを持ってしても)こうはいきません。

リアは、チェーンステーがギリギリでした。自転車のコンセプト、ターゲットを考えると、もう少し余裕を持たせた作りでも良かったのではないでしょうか。せっかく、太めのタイヤが装着できるようにカンチブレーキを採用したのですから。

見た目は、やはり迫力が出ていいですね。でも、CHeRO Dropでブロックパターンのあるタイヤを使いたい場合は、32〜33Cくらいの太さにしたほうがよさそうです。

というわけで、CHeRO Dropに細いタイヤ/太いタイヤをそれぞれ装着して見ました。タイヤ交換は手軽に自転車のイメージを変えることができ、走りの違いも感じ取ることができるので、カスタムとしておすすめです。

今回使用した自転車について

今回使用したタイヤその1

今回使用したタイヤその2

text&photo_Gen SUGAI(CyclingEX

協力・協賛:ブリヂストンサイクル株式会社

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