イタリアの著名な工業デザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロ氏。いすゞ・117クーペやピアッツァ、スバル・アルシオーネSVXやトヨタ・アリストなど、日本の自動車メーカーとも仕事をしていますが、ブリヂストンサイクルの自転車を手がけたこともありました。
そのひとつが、今回紹介する「BLOUSON(ブルゾン)」です。
ブルゾンの特徴は、フレームが十字型をしていること。スタッガード型フレームからダウンチューブを取り去ったような形状をしています。このようなフレーム形状はシティサイクルでよく見かけますが、見た目だけではなく、ちゃんと強度を持って実用に耐えるものとした先駆け的な存在として1980年代半ばに登場したのが、このブルゾンなのです。
フレームと一体的にデザインされたハンドルは、今見ても斬新です。チェーンリングカバーのデザインには、80年代を感じますね。
ブルゾンは、1986年度のグッドデザイン賞を受賞しています。当時の価格は55,800円でした。
情報源: 年代別グッドデザイン賞受賞商品 1980-1989|GOOD DESIGN HISTORY|ブリヂストンサイクル株式会社
情報源: 自転車 [ブルゾン BN-260] | 受賞対象一覧 | Good Design Award
text_Gen SUGAI(CyclingEX)
協力・協賛:ブリヂストンサイクル株式会社
30年以上経った今も愛用しています。
当時は斬新なデザインに一目惚れして購入しましたが、今でもカッコよく乗りこなしてます。