コンパクトになることで、クルマや鉄道に載せて移動することができる折りたたみ自転車。折りたたんだ際のサイズを小さくするために、車輪も20インチなど小さなものが採用されるのが主流です。
一方で、ふつうの大きさの車輪を採用し、走行性能を追い求めたものもあります。今回紹介する、ブリヂストンサイクルが1980年代に発売した「グランテック」も、そんな「車輪が大きい折りたたみ自転車」のひとつです。
ハンドルを曲げ、サドルを下げて、フレームのロックを解除して二つ折りにし、最後にペダルを折りたためばOK。わずか4ステップでコンパクトになります。専用の「輪行袋」も発売されていて、鉄道を使った輪行サイクリングを楽しむことができます。
1984年のカタログには、700Cの「GR-27」(当時の価格:79,800円)と24インチの「GR-24」(当時の価格:77,800円)というふたつのバリエーションがありました。同年にはグッドデザイン賞を受賞しています。
そしてこのグランテックシリーズを受け継ぐ折りたたみ自転車が、現在も「トランジットスポーツG26」として、発売されているのです。
リンク: トランジットスポーツG26 | transit | 製品情報 | ブリヂストンサイクル株式会社
ホイールは26インチとなっていますが、基本的な機構は80年代のグランテックから受け継いでいます。言われてみれば、ちょっと懐かしい感じのスタイルですよね。
現行モデルの「トランジットスポーツG26」の価格は、82,800円(税別)となっています。
text_Gen SUGAI(CyclingEX) カタログ画像提供_ブリヂストンサイクル
協力・協賛:ブリヂストンサイクル株式会社