ブリヂストンサイクルのワイルドウエストは、90年代に登場したMTB(マウンテンバイク)ですが、今回はそこから派生した多用途なスポーツ車「ワイルドウエスト クロスロード0」を紹介します。
山道を走るマウンテンバイクから派生して、オンロードも楽しめる、いわゆるクロスバイクとして登場したのが、「クロスロード」というサブネームをもつシリーズでした。
26インチや700C、そしてフラットバーやオールランダーバーなどいくつかのタイプがある中、最上位モデルとして君臨していたのが、26インチホイールとドロップハンドルを採用した、この「クロスロード0」です。
当時の特徴紹介です。こうやってみると、現代のグラベルロードやアドベンチャロードと呼ばれるジャンルの自転車にも通ずるものがありますね。
クロスロードのラインナップがわかるチャート図。最上位モデルの「ワイルドウエスト クロスロード0」は当時、100,000円でした。1993年に、グッドデザイン賞を受賞しています。
もし今でもこのような自転車がブリヂストンのラインナップにあったとすれば、700Cホイールとディスクブレーキを採用しているでしょうか。ただ、今のブリヂストンのランナップには、このようなジャンルの垣根を飛び越えた自転車は意外とないようにも思います。
text_Gen SUGAI(CyclingEX) カタログ画像提供_ブリヂストンサイクル
協力・協賛:ブリヂストンサイクル株式会社