写真で見るBRIDGESTONE ANCHOR RP8

今回は、ブリヂストンサイクルが2023年1月に発表し、4月から受注開始したロードバイク「RP8」。フラッグシップモデル「RP9」と同じフレーム形状ながら比較的お求めやすい価格を実現した注目のニューモデルを、写真で紹介します。

レーシングホワイト 490mm

ちょうど受注開始のタイミングでメディアからの引き合いも多かったようで、ごく限られたスケジュールでしか借りることができませんでした。夕方の撮影となってしまいましたが、実車を見たことがない人にもイメージが伝われば幸いです。

エアロ性能を確保したオールラウンダーという、現在主流のカテゴリーに投入されたRP8は、先に発表された上位モデル「RP9」の形状を受け継いでいます。カーボンの素材を変更して価格を下げるとともに、機械式コンポーネントにも対応しているのが特徴です。

ダウンチューブやトップチューブの上面は、スパッと切れたような平面で構成されています。

BB周辺の造形も、RP9と同様です。そして、トラック競技で活躍する「TS9」にも似ています。トラックバイクの開発で培ったノウハウを存分に投入しているのが、RPシリーズ共通の特徴でもあります。

リア三角を、前方から眺めたところです。開発にあたっては、ただ剛性が高いだけでなく「進む」というフィーリングにつながるバランスを重視しているとのこと。

今回撮影しているのは、シマノ・105 Di2搭載の完成車です。ステムはオリジナルのアルミ製。ハンドルバーはオーソドックスな丸断面のものが組み合わされています。ワイヤーはステムの下面からコラムスペーサーを経由して内装されています。

ハンドル&ステムを前方から見たところです。

シートポストは、エアロ形状でフルカーボンのものが標準装備されています。このシートポストは、フレームセットで購入した場合も付属します。

シートクランプのボルトは、この位置にあります。

シマノ・105の油圧ディスクブレーキを標準装備。

シマノ・105 Di2を搭載。チェーンリングは50/34T、スプロケットは11-34Tを装備しています。

ホイールは、MAVIC・AKSIUM DISCです。ユーザーが好みのホイールに交換するケースが多いでしょうが、もちろんこのままでも走りは楽しめますし、気楽に使える練習用ホイールとして持っておくのもアリだと思います。

返却直前に、明るいところで撮ったワンカット。RPシリーズ共通の特徴としては、ヘッドチューブがかなり短く、スタックハイトが低いことが挙げられます。ハンドルをできるだけ低くして、レーシーなポジションを取りたい人にはぴったりでしょう。このジオメトリーは、RPシリーズの個性のひとつです。

ANCHOR RP8 105 MODEL

カラー:RACING BLACK、RACING WHITE
サイズ:440、490、510、530
価格:550,000円(税込)
リンク: RP8 | ALL LINE UP | アンカー | ブリヂストンサイクル株式会社

text&photo_SUGAI Gen(CyclingEX)、BRI-CHAN編集部

協力・協賛:ブリヂストンサイクル株式会社