シティサイクルや、クロスバイクに乗り始めて間もない人でも気軽に出かけられて、それでいながら「ちょっと遠くまで来たかも!」と思える「片道10km」をサイクリング。今回は、川沿いのサイクリングロードを走って、おいしいジェラートを食べに行きます。
スタート地点は、神奈川県大和市内。「CYLVA F24」にまたがり、藤沢市内にあるジェラート屋さんを目指します。大和から藤沢方面へのいちばん早いルートは、国道467号(通称・藤沢町田線)。
ただ、交通量が多いのと、自転車で走りやすい区間と走りにくいが混在していることもあり、できれば避けたいところです。
そこで選んだのが旧道(旧街道)です。大和と藤沢をつなぐ国道467号(藤沢街道)は、国道になったのは1993年ですが、昔から南北を結ぶ主要な通りでした。地図を見ると、小田急江ノ島線の桜ヶ丘から長後までのあたりで、現在のメインルートと線路の間に並行して細い道が続いていることがわかります。それが旧道です。
旧道は生活道路になっているので交通量自体はあり、路地も多いので決して気を抜いて通れるわけではありませんが、大型車両は入ってこず、あるていど落ち着いて走ることはできます。
しばらく藤沢街道の旧道を北から南へと走ってから、進路を東に変えて国道を横断。すると現れるのが境川です。江ノ島を臨む片瀬海岸へと注ぐ境川。写真のあたりは団地が立ち並んでいて一般道が通っていますが、川沿いにサイクリングロードが整備されているところも多く、全般的に走りやすいところです。
境川沿いをしばらく南へと下って行くと、あっという間にのどかな風景になります。ただ、写真では伝わりませんがこの日は向かい風が強く、行きは少々難儀しました。
境川沿いは畑や水田が多く、里の風景が残っています。
途中には遊水池とともに公園が整備されていて、バイクラックやベンチ、トレイなどもあって便利。
遊水池の橋から下流の方をみると、変わった建物が目につきます。
この建物はもともと、閉園した遊園地「横浜ドリームランド」に併設されたホテルでした。現在は大学の図書館として再整備されています。
さて、境川沿いを海まで走ってしまいたいところですが、今回はこの建物の近くまで来たところで、西に逸れます。
そしてやってきたのは「飯田牧場」。
裏手には牛舎があって、乳牛が飼育されています。ふだんは牛舎の様子を伺うこともできるのですが、この日は風が強く、戸が閉められていました。
ではお目当は?
それは、表の建物で売られているジェラートです。飯田牧場の原乳を用いて作られる、まさに自家製のジェラートなのです。
ジェラートはシングルとダブル、カップとコーンが選べます。ダブルをカップで注文することに。どれにするか迷ってしまいます(お店の方に一声かけてショーケースを撮らせてもらいました)。
「チョコチップ」と「やきいも」にチャレンジ。濃厚でおいしい! 建物内に椅子が用意されていて、座って食べることができます。暖房も効いているので、外の寒さをしばし忘れて、冷たいジェラートをいただきます。
平日なので混んではいなかったのですが、それでも入れ替わり立ち替わりお客さんがやってくるので、長居は無用。ジェラートに満足したら、帰りましょう。
自転車を押しながら牧場の裏の道を歩いていたら、牛舎の様子を少し見ることができました。
途中休憩をはさみつつ、来た道をシンプルに戻ります。行きは向かい風でしたが帰りは追い風で、順調に帰ってくることができました(あんまりグズグズしていると、風向きが変わって行きも帰りも向かい風なんてことも)。
今回は吸湿速乾のアンダーウェアを着た以外は普段着で、クロスバイクで片道10kmちょっと走ってみたわけですが、改めてやってみるとなかなか走りごたえがありますね。そして、多少風が強くても行った先においしいものが待っていると、モチベーションが維持しやすいというのも再発見でした。
皆さんもぜひ、地元で「片道10km」、チャレンジしてみてください。
リンク: 藤沢市にある日本一小さい牧場、「イイダ牧場」ってどんなところ?[はまれぽ.com]
リンク: 飯田牧場 (イイダボクジョウ) – 六会日大前/アイスクリーム [食べログ]
リンク: 飯田牧場(@cowjyjy_64)さん | Twitter
リンク: 飯田牧場 – ホーム
●今回使用した自転車 CYLVA F24(シルヴァ F24)
価格 52,800円(税別)
製品情報 https://www.bscycle.co.jp/items/commuting/greenlabel/cylva/index.html
※3年間盗難補償付き
車両提供:ブリヂストンサイクル
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text&photo_Gen SUGAI(CyclingEX)
協力・協賛:ブリヂストンサイクル株式会社