少し前の話になりますが、3月3日(土)と3月4日(日)に、二子玉川ライズにおいて「ブリヂストンサイクルフェス TOKYO Vol.3」が開催されました。
子供乗せ電動アシスト自転車の試乗会なのですが、ここでちょっと面白い取り組みがありました。
車輪径や駆動方式の違う各タイプの試乗車が用意され、会場で電動アシスト自転車を安全に利用するためのセミナーを受けたのちに、用意された各モデルをレクチャー付きで比較試乗できるというものです。
要事前申し込みの先着順でしたが、関心は高かったようで、定員は埋まっていました。
まずは電動アシスト自転車の安全な利用について、セミナー形式で解説。この回は風が強く当初予定していた特設テントが使えず残念ながら立ってみるスタイルですが、自転車のルールについての基本的な話から、子供乗せ特有の問題まで、しっかり押さえられていました。
より詳しいことは、試乗のレクチャーを通じてということで、参加者の皆さんに順番に自転車が割り当てられていきます。
もちろん、お子さんも同伴です。
ここで気付いたのですが、どうやら自転車に乗ること自体が久しぶりの方が多いようです。乗りやすさに配慮してあるとはいえ、久しぶりの自転車、しかも電動アシスト自転車に我が子を乗せてとなると、不安もあるでしょう。最初のうちはまっすぐ走れない方もいて、ブリヂストンサイクルのスタッフが試乗コースを走って付き添うケースもしばしば。
ただ、短いコースとはいえ、自転車を取り替えつう4回ほど試乗できるので、周回を重ねるごとにまっすぐ走れるようになってきます。また、最初はギャン泣きしていたお子さんも、だんだん慣れて落ち着いてくるようです。
今回の取り組みは、ブリヂストンサイクルが各地で開催した試乗会において「正しい自転車ルールを知りたい」「車種の違いを知りたい」「全車種を乗り比べしたい」といった声があったことを受けてのとことだそうですが、人数が限られるとはいえ、このような試乗を兼ねた「大人になってから改めて自転車の乗り方を教わる場」というのは、実は大事なことなのではないかと思いました。
今後も各地でこのような取り組みが行われることに、期待したいところです。
また、通常の試乗会でも、購入前に体験することで得るものは少なくいでしょう。
リンク: 試乗イベント情報|電動アシスト自転車(ブリヂストンサイクル)
text&photo_Gen SUGAI(CyclingEX)
協力・協賛:ブリヂストンサイクル株式会社