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2016-09-30

「CYLVA F8F」の走りを確かめつつ里山に向かったら、思いの外「スポーツ」していた!

当初はクロスバイクのみだったブリヂストン・グリーンレーベルのラインナップに、少し遅れて登場したフォールディングバイク(折りたたみ自転車)の、CYLVA F8F。フィットネスライドを意識したCYLVAシリーズの一員だけあって、コンパクトながらスポーティなたたずまいです。そんなF8Fに乗って、秋の雰囲気が出てきた郊外の里山に向かってみました。

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以前「写真で見るGREENLABEL」シリーズで紹介し、その後もライター・佐藤旅宇さんが2回に渡ってサイクリングに連れ出した、CYLVA F8F。私もしばらく借りて乗って見たかったのですが、8月以降の相次ぐ台風襲来や秋雨前線の停滞で、なかなか乗るチャンスがやってきませんでした。

関連記事: 写真で見るBRIDGESTONE GREENLABEL:コンパクトでスポーティーなミニベロ・フォールディングバイク「CYLVA F8F」 – BRI-CHAN

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関連記事: CYLVA F8Fで「サイクリング」と「ポタリング」を一緒に楽しむ! – BRI-CHAN

しかし、シルバーウィーク最終盤の日曜日、ついに東京にもやってきた待望の晴れ間!モタモタしていたら昼下がりを過ぎてしまいましたが、済ませる用事も済ませて、ここぞとばかりに家を飛び出しました。

佐藤さんから「走りはかなり良いですよ」と聞いてはいましたが、とはいえ20インチのミニベロであり、しかもハンドルやフレームには折りたたみ機構があるわけです。「実際のところ、どれほどのものなんだろう?」と思いながら、お気に入りのの里山を目指して、鶴見川沿いのサイクリングロードを上流に向かって走ります。

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すぐに感じたのは、フレームがとてもカッチリしていること。もちろん、どんな折りたたみ自転車でも乗ってすぐに剛性に不安を感じるようでは困るのですが、CYLVA F8Fは折りたたみ自転車であることを意識させません。ちなみにフレームの折りたたみ部は、乗車時にはホルダーで挟まれ、そしてクイックレバーで締められるという構造です。

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ハンドル周りもしっかりしているという印象です。ハンドルにも折りたたみ部があり、しかもその構造上コラムが長くなっています。巷の折りたたみ自転車の中にはハンドル周りの剛性に不安を覚えるものもありますが、CYLVA F8Fではそれがありません。ただし、この「しっかり感」はハンドルの高さ調整機構を持たないということも影響しているでしょう。1サイズしかない折りたたみ自転車でハンドル高さが変えられないのは、少々残念です。

また、CYLVA F8Fには一般的なスポーツ自転車と同じようにハンドルステムが備わっているのも特徴。これによりハンドルバー自体は少し前に出されており、スポーティな乗車姿勢になります。

川沿いのサイクリングロードを上流へ向かっているとはいえ、その道のりはほぼ平坦基調。開けて人通りのないところでは快調に巡航できます。ホイールが小さい自転車ですが、ひと漕ぎで進む距離は700Cのクロスバイクで、フロントトリプルのミドルギアを使っているのいと、ほぼ同じ。

関連記事: 700C vs. 20インチ!? 車輪が小さい自転車はたくさん漕がないといけないのか、実際に確かめてみた – BRI-CHAN

ロードバイクのように飛ばすことはできませんが、むしろ常識的な範囲で快走感を味わうことができるので、悪くありません。

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一方で「ああ、やっぱりミニベロ(小径車)だな」と感じる場面も。例えば、サイクリングロードと一般の道路が交わるところでは、歩道と車道の段差にあるスロープ部分が、ちょっと急な角度になっていることがありますよね。そういうところでは、どうしてもハンドルを取られそうになります。また、段差への進入スピードをしっかり落とさないと、手にガツンと衝撃が伝わります。CYLVA F8Fは走りを軽くするために、細くて指定空気圧が高いタイヤを履いているので、なおさらです。

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鶴見川の上流域に「小山田緑地」という、里山の雰囲気を残した緑地公園があります。その緑地へと向かう小道に入ると、今度はのんびりポタリングモード。軽いギアをクルクルと回し、稲が実ってきた田んぼや、そこに並ぶ案山子、そしてあちらこちらに咲いているヒガンバナ(曼珠沙華)を眺めつつ進みます。

ここでひとつ気づいたのですが、CYLVAシリーズの特徴となっている、スポーティだけどお尻が痛くなりにくいというサドルは、20インチのCYLVA F8Fではお尻にも少々ダイレクトな衝撃を受けます。人によってその感じ方は違うでしょうが、1時間以上のサイクリングを楽しむのであれば、パッド付きのウェア(パッド付きアンダー等)を着た方が快適です。

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日が暮れかかった小山田緑地で、案山子とヒガンバナを入れつつ写真を撮ったら、今度は「尾根緑道」という道を目指します。鶴見川水系と境川水系の分水嶺にあたる尾根で、かつて旧日本陸軍が戦車の走行テストに用いたという道です。

鶴見川の上流域から、尾根緑道に向かって急な坂道を登っていきます。CYLVA F8Fはフロントシングル(フロントギアの変速が無い)ですが、先述のとおりギア比はクロスバイクをフロントミドルで乗っているのと同等なので、マイペースで行けば大丈夫。さすがにダンシング(立ち漕ぎ)には向いていませんので、サドルに座った状態で坂道を登り切ります。

尾根緑道に入ったら入ったで、尾根というくらいですからアップダウンが続きますが、気がつくとペダリングに夢中になっている自分がいます。絶対的なスピードは正直言って大したことありませんが、なんというか、気持ちがノッていくんですよね。あれ!?CYLVA F8Fって結構スポーツできちゃう!?という感じで。

「これ、DAHON(ダホン)のミドルグレードあたりと十分“勝負”できるよなぁ」などと思いながら尾根緑道を多摩美術大学のあたりまで進み、JR/京王の橋本駅まで降りてきたときには、ちょっとした達成感すらありました。しかし、そこでひとつ気がついたことが。この自転車、ボトルケージが無い!

尾根緑道で走ることに夢中になっているとき、何かが足りてないような気がしたのですが、そういえばボトルケージが無いので、ロードバイクやMTBで出かけるときは必ず傾向している、ドリンクボトルがなく、水分補給することなく進んでいたのでした。

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さっそく、橋本駅近くの「ZEB橋本」に立ち寄って、アイスコーヒーでひといきつきました。

実はそのあと町田駅まで走り、ガマンできずビールを飲んでしまい……もちろん、輪行で帰ったわけですが。

CYLVA F8Fの折りたたみサイズは、このクラスのフォールディングバイクとしては決して小さいとは言えませんが、それでもたたんで純正キャリングバッグに入れてしまえば電車移動もラク。何より、輪行状態にするのに時間がかからないのが魅力です。

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CYLVA F8FおよびF6Fの純正キャリングバッグを使った輪行サイクリングについては、下記の記事で紹介しているので、そちらも併せてどうぞ。

関連記事: CYLVA F8Fでお気軽輪行。横浜巡りがもっと楽しくなる! -BRI-CHAN

また、今回私がCYLVA F8Fを借りている2週間ほどの間で「飲んじゃったから輪行」を2度、メイクすることになりました。

関連記事: フォールンディングバイクなら「飲んだら輪行」もラクラク – CyclingEX

ちゃんとスポーティな走りが満喫できて、サッと電車や車に載せることができる、CYLVA F8F。詳しい製品情報は、メーカーのWebサイトでどうぞ。

参考までに、本記事での走行ルートです。

今回使用したミニベロ・フォールディングバイク(小径折りたたみ自転車)「CYLVA F8F」について
  • 製品名 CYLVA F8F(シルヴァ・F8F)
  • 価格 59,800円(税別)
  • 製品情報 https://www.bscycle.co.jp/greenlabel/cylva/f8f.html
  • text&photo_Gen SUGAI(CyclingEX


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