コンテナ風のバスケットを標準装備し、荷物がたくさん積める自転車「TOTEBOX(トートボックス)」。
この自転車にはいくつか専用オプションパーツやアクセサリーが用意されているのですが、ユニークなのがこちらの「トートボックス用クーラーバッグ」です。
今回、TOTEBOXとこの純正クーラーバッグを1週間ほどお借りすることができたのですが、さて何に使おうか!?
仕事のスケジュールや天気予報としばしにらめっこし、TOTEBOXで出かけるのにちょうどよさそうな場所を頭の中に思い浮かべたりしているうちに、ひとつの答えが出ました。
「明日、TOTEBOXで“ひとりピクニック”に行こう!」
TOTEBOXとクーラーバッグの組み合わせなら、やっぱり広場のある公園にピクニックかなぁ〜と、漠然と思ってはいたのですが、週末も含めて自分のスケジュールが流動的で、残念ながら友人知人を誘うことができず躊躇していました。しかし、ふと「ひとりピクニック」というフレーズを思いつき、試しに検索してみたら、結構やってる人がいるじゃないですか。
ひとりでピクニックに行っても、いいんです。ちょうど翌日の昼下がりは、ぽっかりと予定が空いています。
そうと決まれば話は早い。「暖かくなってきたし、外でアイスコーヒー飲んだらおいしいだろうな〜」などと考え、いそいそと水出しアイスコーヒーを作り始めました。
KALDIの店頭で売ってた、水出しアイスコーヒー。麦茶バッグの要領で作ることができます。
ポットに水とコーヒーバッグを入れて、冷蔵庫の中に8時間入れておくだけ。
というわけで翌日、自転車のボトル(空いている容器がこれしかありませんでした)に400mlのアイスコーヒーができあがりました。これを氷といっしょにサーモボトルに入れて、持って行くこととします。
トートボックス用クーラーバッグの内部は、こんな感じ。サイズはタテ400×ヨコ320×奥行220mmです。
アイスコーヒーを入れたサーモボトルと、道すがら購入した食べ物を入れましたが、ご覧のとおりスカスカ。数人分のランチボックスを入れても余裕でしょう。
地面に敷くレジャーシートなどもバスケットに入れて、目的地の公園へと向かいます。
川沿いのサイクリングロードを、のんびりと進みます。春らしい、良い天気です。
木漏れ日の中の砂利道は、個人的にお気に入りのポイント。ロードバイクに乗っているときは対岸の舗装路を進むのですが、TOTEBOXは太くて丈夫なタイヤを履いているので、この程度の踏み固められた砂利道であれば、難なく走ってくれるのです。
25分ほど走って、とある公園へとやってきました。
さっそく広場へと向かい、陽の当たる場所に陣取ってレジャーシートを取り出します。
折りたたみ式のマットも持ってきました。
これで、お尻が冷たくなることもありません。レジャーシートはやっぱりこの柄が良いですね。ひとりでも、だいぶピクニック気分が出ます。
出発した時間が遅めだったので夕方の趣になりつつありますが、それでもやわらかい陽射しがそそぐ中、桜の花びらがひらひらと散っていて、まずまずの雰囲気。
遅めのランチは、途中のサブウェイで買ってきたBLTサンドです。
デパートの食品売り場でおいしそうなマッシュポテトを売っていたので、100g買ってきました。
TOTEBOXで実際に走っていた時間が25分ほど、そしてサブウェイとデパートの食品売り場で買い物をするときは、街中の駐輪場に自転車を置いていたので、その間の徒歩が合計10分くらい。マッシュポテトを買った際にお店の方が保冷剤をひとつくれたので、クーラーバッグの中はひんやりした状態を保っていました(この日の日中の気温は15度ほど)。
食後には、もちろんアイスコーヒー。
今回の移動時間ですとサーモボトルの性能だけで氷も保っていますが、この感じなら夏場でも活躍してくれることでしょう。
アイスコーヒーを飲みながら、読みかけの雑誌を広げたりしてのんびり過ごしていましたが、陽が傾いて少し空気がひんやりしてきたので、撤収して帰路につきました。
今回の「ひとりピクニック」ですが、(アイスコーヒーを作っている時間を除けば)所要時間は前後の準備を含めても2時間ちょっと。それでも、川沿いの道を自転車で流す気持ちよさや、アウトドアでランチとアイスコーヒーをいただくという非日常感を、十分に味わうことができました。
友人知人や家族といっしょならきっと盛り上がるでしょうね。もちろん、ひとりも案外?楽しいですけど!
そんなわけで、TOTEBOX+クーラーバッグの「ピクニック性能」は、なかなかのものだと感じた昼下がりでした。
■今回使用したもの
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text&photo_Gen SUGAI(CyclingEX)
協力・協賛:ブリヂストンサイクル株式会社
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