自転車が好きで、カメラも好き。だから「自転車で走って、写真を撮って遊ぶ」というのは、個人的には最高な休日の過ごし方になります。のんびり走っても楽しめてフォトジェニックなCHeROが、そんな「写真+自転車」なスタイルに向いていないはずがありません。
というわけで今回は鎌倉方面に向かうことにしましたが、片道およそ30km。一眼レフを担いで走るには、少々酷な距離です。そんなとき、CHeROの製品ページにこんな記述を見つけました。
『タイヤの取り外しがカンタンなクイックレバー方式』
つまり、輪行袋が自転車を逆さにして収納するタイプ(例/モンベルのコンパクトリンコウバッグ)なら、ロードバイクと同じように輪行できちゃうのですね。タイヤがボルト留めされている、普通のシティサイクルにはできない芸当です。
輪行準備は、思いのほか簡単。まずはCHeROを逆さまにして、ブレーキワイヤーをキャリパーから外します。そしてクイックを緩めてタイヤを外し、バンドでフレームに固定。あとは、輪行袋に収納するだけです。
ミニベロでタイヤを外しているとはいえ、それなりの大きさです。邪魔にならないよう、人の少ないグリーン車の通路に置くことにしました。グリーン料金で電車代は跳ね上がりますが、自転車運搬費用と考えれば安いものです。
藤沢駅で電車を降り、CHeROを組み立てて出発。江ノ電の線路沿いを走っていると、踏切が鳴り始めたので、さっそく電車絡みの写真を一枚。
線路沿いの道が無くなったので、適当にハンドルを切って進んでいくと、クルマが入って来れない細い路地を伝って、住宅街の中に迷い込んでしまいました。
遠くに聞こえる電車の音。風に揺れる木の葉のざわめき。ただの住宅街なのに、なんだかとてもいい感じです。急ぐ旅ではないからこそ、こんな風に感じられる余裕がある。これはCHeROという自転車のキャラが持っている、本当にいいところですね。
しばらく走ると、見覚えのある場所に出ました。江ノ電が路面電車になる「併用軌道」区間です。
併用軌道区間を走って腰越駅を過ぎると。海に出ました。青い空と海、白い雲。そして、潮風。やっぱり海沿いを走ると、テンション上がりますねー。
長谷駅の先で、また路地裏に迷い込みます。CHeROでのんびり走っていると、ロードバイクの時とは見えてくるものがやっぱり違う。路地を抜けた先に海が見える、小説のワンシーンに出てきそうなシチュエーションにも自然と出会えます。
鎌倉駅周辺は雑踏で写真どころではないので華麗にスルーして、今日のゴール、鎌倉市浄明寺の「アルファベッティカフェ(http://alphabetticafe.com/)」に到着しました。この店でいちばんのお気に入りメニュー「アルファベッティバーガー」をオプションてんこ盛りで注文。消費した分よりも、数倍多いカロリーを補給してしまいました。
CHeRO、もう間もなく返却期限なのですが、乗りまくっているうちに素で気に入ってしまいました。返却したくない…。そうだ、もう一台CHeROを買って、それを返却すれば、この子をウチの子にできるんじゃ!?
●今回使用した自転車:CHeRO 20(税別55,800円)
リンク: CHeRO 20|chero|BRIDGESTONE GREEN LABEL
text&photo_などかず(@nadokazu)
プロフィール:広告会社勤務のWebプロデューサー。2台の自転車を所有し、週末のサイクリングと写真撮影を楽しむ。家族サービスの時間を確保するために、サイクリングは早朝が多いというお父さん。Instagramアカウントはこちら
協力・協賛:ブリヂストンサイクル株式会社
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