シンプルで程よくスポーティな街乗り自転車が「MarkRosa(マークローザ)」シリーズ。その中で、20インチの小さなホイールとまたぎやすいスタッガードフレームを採用しているのが「MarkRosa mini」です。
- 製品名 MarkRosa mini(マークローザ ミニ)
- 価格 43,800円(税別)
- ※2017年モデルで製品名が「MarkRosa M7」となりました。詳細はコチラ。
コンパクトな車体のMarkRosa mini。女性はもちろん男性が乗っても違和感はなく、そしてどんなファッションにもマッチするデザインです。フレームは軽量なアルミ製。写真のカラーはE.Xシトロンイエロー。
ハンドルやシートポストはシルバーで統一され、ブラウンのグリップと相まって少しレトロなイメージ。
サドルもブラウン。ふかすかしすぎず、ちょうど良い座り心地。
グリップの根元を回してギアチェンジするシフターが付いています。
ギアは7段変速。軽いギアは上り坂もラクだし、ギアを上げていけばスピードを出すこともできます。
フロントはクロスバイクでよく使われる、Vブレーキというタイプで、よく効きます。リアはシティサイクルでおなじみのローラーブレーキです。
フロントブレーキが急に効き過ぎないようにする、パワーモジュレーターを装備。
前後に泥除け(フェンダー)が付いているので、雨上がりでも安心ですね。
ちょっとした荷物をくくりつけられるフロントキャリアを標準装備。オプションのフロントバスケットを取り付けることもできます。
フロントキャリアの下にはヘッドライトがあります。暗くなると自動で点灯する「点灯虫」採用モデルです。
ライト用のダイナモが前輪の中心にある「ハブダイナモ」仕様。ライト点灯時でも、走りがあまり重たくなりません。
ズボンの裾を汚さないように、チェーンリングカバーと、ショートタイプのチェーンケースを装備。
後輪にサークル錠が付いています。ちなみに、3年間盗難補償付きです。
タイヤサイズは20インチ(20×1-3/8)。
空気を入れるバルブは、シティサイクルでおなじみの英式です。
自転車の安全基準「BAA」適合車です。
さて、ディティール写真を撮り終えたところで、このMarkRosa miniにまたがって、青山の街を30分ほど流してみました。裏道中心で、ストップ&ゴーが多く、しかも意外とアップダウンもあります。そしてときどき大通りに出て、クルマに気をつけながら車道も走るというシチュエーションです。
撮影しているときから感じていたのですが、フェンダーやチェーンケース、フロントキャリアといったシティサクル的な装備があれこれと付いているわりには、想像よりは軽いかな?という印象。スペックを確認してみると、重量は14.3kgとのこと。軽量なアルミフレームが効いているようです。
そして実際に乗ってみると、これがまた予想外と言っては失礼ですが、なかなかよく走ります。7段変速のいちばん軽いギアからスタートすれば漕ぎ出しはとっても軽いし、ギアチェンジをしていくことでスムーズに小気味良い加速を見せてくれます。広い道での巡行もまずます。MarkRosa miniは車輪が小さくても、ギア比を工夫して26インチのMarkRosaと同じくらい進むように作られているのですが、それを実感できます。
路地と路地が出会う小さな交差点では、止まる前にしっかりとギアチェンジ。停止して左右を見たら、ふたたび軽いギアで漕ぎ出します。こんなストップ&ゴーもおっくうにならない走りの軽さは、MarkRosa miniならではといったところ。
ごめんなさい、ちょっとナメてました。なかなか良いです、MarkRosa mini。
- 追記:2017年モデルで製品名が「MarkRosa M7」となりました。詳細はコチラ。
text&photo_Gen SUGAI(CyclingEX)
最終更新:2016年10月9日
協力・協賛:ブリヂストンサイクル株式会社