CYLVA F6Fで自由猫に出会うポタリング

私たちは猫好きである。

このパートの文:須貝弦(CyclingEX

突然ですが、みなさんは猫派ですか?犬派ですか? 私は断然猫派です(犬も好きですが)。あいにく猫を飼える環境にはありませんので、野良猫を愛する日々。もちろん、サイクリングにでかけた先で猫に出会えばカメラを向けます。

でも、実は悩みがあるんですよ。まず、意外と猫と出会えない。そして、猫に避けられる……。そこで今回はまず、猫好きにアドバイスを求めることに。

一般的には野良猫と呼ばれる存在の彼・彼女を「自由猫」と呼び、猫好きが高じて電子書籍の写真集を出したcatbox(mari)さんに、街中での猫との出会い方や、上手に撮影するコツについて話を聞きました。


自由猫とは、そして自由猫に出会うには。

このパートの写真と文:catbox(mari)

飼い主のいない猫は野良猫と呼ばれますが、ときに厳しい環境を生き抜く一方で自由を謳歌する彼らに敬意を込めて、私は「自由猫」と呼びたいと思います。

まさに路地裏を自転車で散策中に出会った。写真集の表紙に選んだお気に入りの1枚 photo_catbox

自由猫の魅力は……ひと言でいうなら「街に溶け込んでいる姿」でしょうか。商店の軒先に寝ていたり、路地裏をどこかへ急ぐように早足で歩いていたり、何気なく街を歩いていたら気づかないような小さな存在。私はつねに“猫アンテナ”で意識しています。住み慣れたエリアでも普段からさりげなくキョロキョロしているので、コインパーキング、民家の庭やベランダ、公園などで自由猫に出会えます。

神社仏閣や墓地は自由猫の出没率が高い場所のひとつ photo_catbox

自由猫との出会い方はカンタン! 車通りの多い大通りを歩いていたのではなかなか出会えません。まずは路地裏を散策しましょう! そして、そんなときは徒歩以上車未満のスピード感の自転車が便利。おすすめは江東区、墨田区、台東区などの下町エリア。入り組んだ路地をゆっくり走ると、自由猫好きの血が騒ぎます(笑)

くれぐれもスピードの出しすぎや、よそ見には注意してくださいね。

自由猫が好きな場所その1:定番は駐車場 photo_catbox

「動物は好きだけど扱い方がよくわからない」と感じますか? 自由猫にも性格があって、人慣れしてる子はズンズン近寄ってきますが、多くは臆病な子たちです。猫を見つけたら、目をあわせずゆっくり何食わぬ顔で距離を縮めます。近づいたら猫に視線を向け、素早く構図を考えます。いつでも自転車を止めてシャッターが切れるようにしておきましょう。

自由猫が好きな場所その2:もちろん駐輪場も大好き photo_catbox

自由猫と距離を縮めるためにカリカリ(ドライペットフード)でおびき寄せる、という話も見聞きしますが、私はアンチ餌付け派です。みんなが猫が好きなわけではありません。食べ残しのフードにカラスなどが寄って来る可能性もあるので地域環境に配慮しましょう。

自由猫が好きな場所その3:高いところ。屋根の上、塀の上に出没 photo_catbox

また、逃げる猫を追ってうっかり民家の敷地内に入ったりしないようご注意を。都内にかぎらず、日本各地で野良猫を保護する活動をしているNPO団体やボランティアの方もいます。そうして保護されている猫は「地域猫」と呼ばれ、片耳の先に小さな切り込みが入っているのが目印なのです。

みなさんもぜひ、自由猫と出会う自転車散歩を安全に楽しんでください!

catbox(mari)

生涯猫写真家。CG・WEBデザイナー、ライター、翻訳などを経て、現在ウェブエディター。英国で3年間美術とグラフィックデザインを学ぶ。写真は独学。猫好きが高じて撮りためた自由猫の写真をまとめて昨年末にKindle本として出版。猫とロックが好き。『東京自由猫/Tokyo City Cats』 https://amzn.to/2EDDE3n instagram @catboxmari


自由猫と出会うポタリング実践編:池袋・護国寺界隈をめぐる。

このパートの文:須貝弦(CyclingEX

catbox(mari)さんのアドバイスを受けた、次の週末。私はさっそく、BRIDGESTONE GREEN LABELのフォールディングバイク「CYLVA F6F」を持ち出して、池袋界隈にやってきました。“猫アンテナ”を張るといってもビギナーの私には難しそうなので、ひとまず猫との遭遇情報が多いエリアを目指そうと思います。

池袋水天宮

というわけで、まずやってきたのが池袋駅すぐ近くの「池袋水天宮」です。ここは常に数匹の猫が集まっているポイントです。なんというか「喧騒」という言葉がぴったりな場所ではありますが……。

さっそく、猫がいました。人懐っこさは皆無ですが人馴れはしているようで、地元で商売をしていると思われる方がお参りに来ても、石段から離れる様子はありません。

とはいえ、通りすがりの男性が猫をわしゃわしゃっと触ると、嫌がって少し逃げてしまいます。私は遠慮して少し離れたところから、自転車にまたがったままデジカメで写真を撮りました。今回はフットワークを考慮して、光学20倍ズームのコンパクトデジカメを使います。

ちょうど猫が舌を出したところが撮れてラッキー!と思ったら、どうやらこの猫、舌を出しっぱなしのようです。

東池袋中央公園

つづいて、サンシャイン60そばの「東池袋中央公園」に来てみました。

ここではいわゆる「地域猫」の活動が行われているようで、私が訪れた時も猫の世話をしている人がいました。上の猫も、よくみると耳がカットされています。

ご飯タイムだからといって猫がわんさか近寄ってくるかというとそうでもなくて、ある猫は遠く様子を伺い、ある猫は近くで順番を待ち、ある猫はゆっくりと近づいてきて……といった感じ。公園は意外と木々が深くて暗いので、カメラのISO感度を上げて撮影しました。それでも猫の動きは早く、ブレた写真が量産されることに。

大塚界隈

さて、猫スポットばかり回っていては“猫アンテナ”が養われません。そこで、あらかじめ「このあたりは猫がいそう」という予想をたてていた地下鉄丸ノ内線・新大塚駅方面へと向かいます。こういう細かい移動は、自転車が得意とするところ。

そして目的のエリアについたらスピードを落とし、ときには自転車を押し歩き(安全第一)、路地に顔を突っ込み……探索モードに。

そして、こちらの白猫さんと出会うことができました。カメラを向けると、なんだか面倒くさそうな表情。

「だるまさんがころんだ」の要領で少しずつ距離を詰めていきますが、迷惑そうな表情のまま、逃げずに写真を撮らせてくれました。

護国寺

動き始めが遅かったのですっかり夕方になってしまいましたが、今回の最終目的地として定めた護国寺にやってきました。

さっそく、パトロール中の猫と遭遇。

実は初めて中に入りましたが、とてもよいところですね。

観音堂(本堂)のそばに佇む猫。

他にも、休憩所で休むご婦人のそばでゴロンとする猫、カメラを構えた若者に抱っこされてご満悦な猫などがいました。どうしたらそんなに猫がフレンドリーに接してくるのか、自分にはまだよくわかりませんが。

さすがに暗くなってきたので帰ろうとすると、先ほどの猫が大欠伸をしていました。

すっかり暗くなってしまったので撮影はこのへんであきらめて、自転車で池袋駅周辺へと戻り、コーヒーショップに入って今回撮影した画像をタブレットに転送します。

自分が撮影した画像をひととおり眺めてすぐに気づいたのが「シチュエーションがわからないものが多い」ということ。使えそうなものをセレクトした結果がこの記事に掲載したもので、確かに猫はちゃんと写っているのですが、例えば護国寺の猫などは、護国寺の写真がないとどこの猫なのか伝わらないですよね。ちょっと猫に寄りすぎたかな(それも、デジカメのズームに頼って)と思いました。

猫写真家、一日にして成らず。当たり前だけど。

自由学園明日館前にて

しかし、CYLVA F6Fで細かい移動を繰り返しながら休日の都内をポタリングしていると、意外な発見もあって楽しかったです。表通りはなんども通っている場所でも、一歩(一漕ぎ?)裏に入ると「こんなふうになっているんだ!」という発見があります。そして「○○と●●ってこんなに近かったっけ!?」と思うこともしばしば。それはそれでまた別の機会にネタにできそうです。

●今回使用した自転車:CYLVA F6F(税別44,800円)

リンク: シルヴァ | ブリヂストン グリーンレーベル | 通学・通勤向け自転車 | ブリヂストンサイクル株式会社

車両提供:ブリヂストンサイクル


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