サイクリングにはヘルメットを!正しい選び方と着用方法を知ろう!

道路交通法では、保護者は児童や幼児(13歳未満の子供)へは乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならないと定められています。しかし、かぶらなくても罰則はありません。大人はというと、そもそも道路交通法では着用についての定めがありません。では、自転車ではヘルメットをかぶらなくてもよいのでしょうか?

このパートの文:田代恭崇(リンケージサイクリング

photo_リンケージサイクリング

自転車にもヘルメットは必要? 

筆者はプロのサイクルロードレーサー時代に数え切れないほど転倒し、ヘルメットを着用していたから助かったという経験が、多くあります。

また、転倒時の損傷部位は頭部が圧倒的に多いというデータがあります。

情報源: 頭部の保護が重要です ~自転車用ヘルメットと頭部保護帽~|警察庁Webサイト

スポーツサイクリングでは、転倒時の衝撃は相当大きなものです。頭部の損傷は死に至ることもあるため、ヘルメットはかぶるべきものだと考えます。

自転車には自転車用のヘルメットを!

ヘルメットなら何でもOK!ということではありません。工事現場などで使用されるヘルメットは、落下物などに対して防護するもので、転倒による大きな衝撃に対するものではありません。

photo_リンケージサイクリング

自転車用のヘルメットは、外側をポリカーボネイト樹脂などで内側は発砲スチロールとなっており、衝撃を分散し吸収して頭部を守ります。「カスク」と呼ばれている柔らかい素材を用いたものもありますが、帽子の延長であり衝撃に対して十分ではないことを理解しておきましょう。自転車専用のヘルメットを使用することが、安全性からもベストです。

ヘルメットの正しい選び方

自転車専用のヘルメットの価格は数千円から3万円ぐらいまでと幅広く、デザインもスポーツから普段使い通学用まで幅広く用意されています。軽量なスポーツモデルは価格が高い傾向です。

photo_リンケージサイクリング

いちばん大切なのは、サイズ選びです。大きすぎると転倒した時に外れてしまい危険ですし、小さすぎると頭部を圧迫し、着用しただけで痛みが生じます。

また、欧米人は頭部の形が縦長で、日本人は丸に近い傾向にあります。自分の頭の形とヘルメットの形が合わないとすぐズレたり不快感が生じる場合もあります。お店で試着しサイズとフィット感を確かめると良いでしょう。

ヘルメットの正しい着用方法

ヘルメットを前後逆にかぶっている人をたまに見かけますが、正しく着用しないと本来の性能を発揮できません。

着用するときは、まず前後を確認しましょう。そして後頭部側にアジャスターが付いているものが多いので、まずはそれを緩めます。そして、眉毛のすぐ上に先端部分を合わせて深くかぶりましょう。左右にずれていないか確認し、軽くヘルメットを前上部から抑えて、後頭部のアジャスターを絞ってフィットさます。

アジャスターを絞る目安は、頭を上下左右に軽く振って動かない程度です。そして、あごひものバックルをはめ、あごひもとあごの間に人差し指1本が入るぐらいの長さに調整します。長さが緩いと転倒時に脱落の危険があるため、しっかり調整します。

こんな時は買い換えよう

ヘルメットには使用期限があるのを知っていますか? 例えば、友人から譲り受けたヘルメットは古くないですか?

photo_リンケージサイクリング

ヘルメット内側の発砲スチロールがカチカチに固まっていたら、衝撃は吸収してくれません。衝撃吸収素材は劣化するのです。保管状態にもよりますが、頭部保護性能の維持期間は使用後3〜5年間が限度とされています。ヘルメットの内側に製造年月日が、そして取扱説明書には使用可能期間が記載されているので、必ず確認しましょう。

また、一度転倒して頭部を打った場合、外側に大きな損傷がなくても使用しないでください。内部の発砲スチロールは損傷している可能性があるため、再度転倒した時は頭部を衝撃から十分に守ることはできません。命を守るためには、買い換えましょう。

ヒビが入り、内部の発砲スチロールが損傷している photo_リンケージサイクリング

ヘルメットは、サイクリストの命を守る最後の砦のようなものです。自分のために、そして大切な人のために、ヘルメットはぜひ着用してください。

田代恭崇(たしろ・やすたか)

神奈川県藤沢市、江ノ島のすぐ近くで体験型サイクリングプログラムを提供している「リンケージサイクリング」を主宰。2004年夏季アテネ五輪・自転車ロードレース日本代表選手。

リンク: LINKAGE CYCLING


シティサイクルやクロスバイクにもぴったりなヘルメットを紹介

ヘルメットの重要性や正しい着用方法がわかったところで、ここからは街乗りにぴったりなヘルメットをいくつか紹介しましょう。

このパートの文:須貝弦(CyclingEX

KOOFU CS-1

photo_オージーケーケブト

KOOFUのCS-1は、乗馬ヘルメットやモーターサイクル用のビンテージヘルメットにも通ずるデザインで、普段着でシティサイクルに乗る際にもマッチするデザインです。

サイズ:M/L
カラー:マットブラック、マットネイビー、マットオフホワイト、マットヘリンボーングレー、マットヘリンボーンブルー
価格:6,200円(税別)
製品情報 http://www.koofu.jp/bc_cs1.html

BBB GRID

BBBのGRID(グリッド)は、街乗りになじむシンプルなデザインのヘルメット。後部には、ボタン電池式のLEDテールライトが付属しているので、夜間のアピールもバッチリです。

サイズ:M、L
カラー:マットブラック、マットネオンイエロー、マットオフホワイト
価格:11,000円(税別)
製品情報 https://www.riteway-jp.com/pa/bbb/product/グリッド-bhe-161/

CAPOR カメリア/スピーリオ

CAPOR(カポル)は、ヘルメットの外側を帽子のようにして、しかも着せ替えを可能にしています。

ヘルメット本体と帽子部分のセットのほか、帽子単体での購入も可能です。

カメリア

サイズ:S、M、L
デザイン:チェックブラウン、クロッカス、ドットアイボリー
価格:セット=7,600円(税別)、帽子のみ=3,800円(税別)

スピーリオ

photo_ライトウェイプロダクツジャパン

サイズ:S、M、L
カラー:ブラック
価格:セット=6,800円(税別)、帽子のみ=3,200円(税別)

製品情報 https://www.riteway-jp.com/pa/capor/helmets.html

Kabuto REZZA-2

photo_オージーケーケブト

「レッツア・2」は、クロスバイクやロードバイク、そしてMTBに似合うスポーティなヘルメットです。

脱着可能なバイザーが標準で備わり(写真左)、また別売オプションでシールドを装着することができるのも特徴です。

サイズ:M/L、XL/XXL
カラー:パールホワイト、マットブラック、G-1 マットシルバー、G-1 マットブルー、G-1 マットレッド、G-1 マットターコイズ、ブラック
価格:9,100円(税別)
製品情報 http://www.ogkkabuto.co.jp/bicycle/products/cycling/rezza-2/rezza-2.html

BBB DUNE

BBBのDUNE(デューン)は、近年広まっている、万が一の際に頭部に加わる回転方向の衝撃が脳に伝わるのを緩和する仕組み「MIPS(ミップス)」を搭載したスポーツバイク用ヘルメットです。バイザーは取り外しできます。

photo_ライトウェイプロダクツジャパン

サイズ:S、M、L
カラー:マットブラック、マットネオンイエロー、マットオフホワイト
価格:14,500円(税別)
製品情報 https://www.riteway-jp.com/pa/bbb/product/デューン-mips-bhe-22/


ここで紹介したもの以外にもたくさんのヘルメットが発売されていますから、きっと自分にぴったりのものが見つかるはずです。ぜひ、ヘルメットとともに安全なサイクリングや自転車通勤・通学をしてください。


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