この春、新生活をきっかけに自転車通勤を始めるという人も多いのではないでしょうか。今回は、BRI-CHANスタッフが「女性のための通勤自転車」を考えてみました。
自転車通勤といってもいろいろなスタイルがありますが、今回の想定は片道15〜30分くらいの範囲、服装はスーツやオフィスカジュアルで——というもの。東京だと、駒沢から中目黒、祖師ケ谷大蔵から二子玉川、方南町から新宿といった感じです。
そして、ひとつ考慮したのが「荷物の多さ」です。例えば営業職の女性の場合、ノートパソコンや仕事の資料、デジタルカメラなど、ただでさえ仕事の荷物が多いうえに、化粧ポーチもありますし、男性と違ってスマートフォンやお財布をポケットに突っ込んだりはしませんよね。となると、どうしても大きなハンドバッグやトートバッグを使うことになります。この大きなバッグが、自転車の前かごに入らないんですよ。
まずは、オススメする自転車から。
こちらの「TOTEBOX small(トートボックス スモール)」です。大きな荷物を載せることができて、しかも走りもしっかりしている、頼もしい自転車です。
手前に引かれたハンドルで、自然な姿勢で乗ることができます。
ヘッドライトや泥除けは標準装備。メッキがかかったパーツがおしゃれです。
変速がないシングルモデルと、内装3段変速付きとがあります。今回は内装3段付きをセレクト。
漕ぎやすくて、靴底を痛めにくい形状の樹脂製ペダルを装備しています。
そしてTOTEBOXの最大の特徴は、後ろに取り付けられた大きなバスケットです。縦483×横357×高さ217mmというサイズで、大きなバッグも買い物の荷物もしっかり載ります。
さらに今回は、荷物が多い女性にぴったりのバッグも紹介しましょう。
こちらの「ブロガーズトート」。女性ブロガーのまつゆうさんがプロデュースした、人気のトートバッグです。
ブロガーズトートの魅力は、たくさん入って、しかも使いやすいこと。
これだけ入れても、スペース的にはまだまだ余裕。デジタルカメラやノートパソコンの電源アダプタ、モバイルバッテリーなどを加えても大丈夫ですね。
持ちやすさも抜群です。ただし、モデル役のYUMIいわく「さすがにこれだけ詰めると、ちょっと重たいですね」。
自転車に乗るときは前かごに入れたいところですが、このブロガーズトートは長辺方向が40cmを超えているので、一般的な自転車の前かごには入りません。そこでTOTEBOXの出番です。
狙ったかのように、ぴったりです。中身にもよりますが、比較的自立しやすいのもブロガーズトートの特徴。ちなみに持ち手は、中身が飛び出さないように思い切って結んでしまいました。
さて、ここでひとつ疑問が湧きました。自転車の後ろに取り付けられたバスケットに、こうやってブロガーズトートを積むと、ひったくり被害にあるのでないか……ということ。
実はこのTOTEBOX、バスケットが大きくて、しかもコンテナ風の作りをしているので、一般的なバスケットカバーやネットを取り付けるのが難しいのです。
そこで、まずは自転車用の荷掛けロープを使ってみました。
TOTEBOXのバスケットが取り付けられている荷台には、ちゃんとフックがあるので大丈夫です。
しかし、フックはバスケットの下にあるので、覗き込んだり、しゃがんだりしないとフックにロープをひっかけることができません。これを、毎朝やるかと言うと……YUMIに聞いてみても「ちょっとイヤかも」とのこと。
じゃぁどうしようかとしばらく考えて、思いついたのがこれです。
自転車用のワイヤー錠です。これは、細めでダイヤル式のもの。
バスケットとブロガーズトートの持ち手の間に通してカギをかけ、余った部分はそのままバスケットの中へ。これなら簡単ですね。
TOTEBOXには最初からサークル錠が付いていますが、荷物の防犯用にワイヤー錠を使えば、駐輪する際にはワイヤー錠を「ふたつめのカギ」として使用することもできます。
バスケットにブロガーズトートを積んだ状態で、TOTEBOXに乗るYUMI。「見た目より軽い感じがするし、乗りやすい」とのこと。
車輪は小さくてもスピードが出せる自転車なので、ヘルメットの着用もぜひ検討してくださいね!
ちなみにTOTEBOXは押し歩きも軽いのが魅力。大きな荷物を積んだ状態でも楽に押し歩きできるように、車体のバランスを追求したそうです。
というわけで、荷物の多い女性の自転車通勤には「ブロガーズトート」と「TOTEBOX」の組み合わせがオススメです!
■今回使用したもの
- 自転車:TOTEBOX small 内装3段モデル(税別45,800円)
- バッグ:ブロガーズトート(税込25,700円)
- ワイヤーロック:クロップス CP-SPD09
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取材協力:スーパークラシック
text&photo_Gen SUGAI(CyclingEX)
model_Yumi TAKADA
協力・協賛:ブリヂストンサイクル株式会社
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