ブリヂストンサイクルが東京・青山にて展開しているカフェ併設のコンセプトストア「RATIO &C(レシオ・アンドシー)」。ここで販売されているクロモリフレームのシティバイクが「BRIDGESTONE NEOCOT」です。
レシオ・アンドシーで扱っている自転車は「BRIDGESTONE NEOCOT」のみ。そして、BRIDGESTONE NEOCOTを買うことができるのは、レシオ・アンドシーだけという、ちょっと特別な自転車なのです。このBRIDGESTONE NEOCOT、ブリヂストンサイクルの由緒正しいフレームをベースとしていることをご存知ですか?
BRIDGESTONE NEOCOTには、フレームの違いによって2種類のグレードがあります。ひとつはこちらの「N7」で、曲線を描いたフレームが特徴です。
そしてもうひとつが「N3」。こちらはN7と比べるとシンプルな形状をしていますが、それでも、フレームのチューブがただの丸い管ではなく、場所によって太さが変化しているのが特徴です。
自転車、とくにロードバイクがお好きな方であれば説明するまでもないかもしれませんが、BRIDGESTONE NEOCOTは、ブリヂストンサイクルのレーシングブランド「ANCHOR(アンカー)」のクロモリロードバイクに用いられているフレームをベースに仕立てられているのです。
N7のベースとなっているのは、アンカーの「RNC7」というロードバイクです。
そしてN3のベースとなっているのは、同じくアンカーの「RNC3」というモデルです。RNC7もRNC3も、「NEO-COT クロモリフレーム」と呼ばれるフレームを採用しています。
「NEO-COT(ネオコット)」とは、ブリヂストンサイクルが開発したフレーム形状の最適化理論のこと。フレームのどこにどんな力がかかっているのかを突き詰めた結果、単なる丸パイプではない、複雑だけれど美しい形状のフレームが生まれました。
その形状を実現しているのが、チューブの肉厚を無段階で変化させていく「スピニングバテッド加工」。さらにANCHOR RNC7およびBRIDGESTONE NEOCOT N7が持つ独特な曲面は、金型にセットしたチューブの内側にオイルで圧力をかける「バルジ成形」によって作られています。
フレームの製作が行われているのは、埼玉県上尾市にあるブリヂストンサイクルの本社工場。熟練工のていねいな仕事による、メイド・イン・ジャパンのフレームです。
NEO-COT クロモリフレームは、かつてレースの世界で目覚ましい活躍を見せました。フレームが市販される直前の1992年には、プロトタイプがバルセルナ五輪のロードレースを、そして2000年に開催されたシドニー五輪ではMTBフレームが、オリンピックという大舞台を経験しているのです。
NEO-COT クロモリフレームは、ブリヂストンサイクルが持つ、ものづくりの系譜、そして「走る」ことに対する情熱、それらを現代に受け継いでいると言えるでしょう。
そんな由来を持つBRIDGESTONE NEOCOTですから、シティバイクを自称していますが、実は走りもかなり良いのが魅力。街中で走りやすいように、タイヤは少しだけ太めにしてあります。
フラットやドロップ、そしてプロムナードバーやブルホーンバーを選択することができるのは、アンカーにはない魅力です。
カラーオーダーも可能で、N7にはアンカーのオーダーメニューにはないツートンカラーも用意されています。
レシオ・アンドシーだけで購入することができる「BRIDGESTONE NEOCOT」についての詳細は、下記リンクからどうぞ。
RATIO &C〈レシオ・アンドシー〉| カフェとショップ、そしてたった1種類のシティバイク。
情報源: RATIO &C 〈レシオ・アンドシー〉
そして、「NEO-COT クロモリフレーム」についての詳細は、アンカーのWebサイトでどうぞ。
情報源: NEO-COT|製品コンセプト|ブリヂストンのスポーツバイク アンカー|anchor
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写真提供:ブリヂストンサイクル
text_Gen SUGAI(CyclingEX)
協力・協賛:ブリヂストンサイクル株式会社
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