MARKROSA 7Sが片道5kmの自転車通勤におすすめの理由

春から自転車通勤をしたいけど、どんな自転車を選んだらよいのかわからない——そんな人は少なくないことでしょう。通勤に向いた自転車は距離やスタイルによって変わってきますが、片道5kmくらいまでで、スーツから私服まで幅広い服装に対応できる自転車がほしいなら、BRIDGESTONE GREEN LABEL(ブリヂストン グリーンレーベル)のMARKROSA 7S(マークローザ7S)はなかなかおすすめできる1台です。

片道5kmの自転車通勤におすすめのMARKROSA 7S(オプションのカゴ付き)

MARKROSA 7Sは、街でよくみるシティサイクル(軽快車)と、普段使いできるスポーツ自転車として人気のクロスバイクのメリットをあわせもった「スポーティな街乗り自転車」。クロスバイクよりもさらに普段使いに向いていて、通勤や買い物などの用途にはぴったりなのです。

今回BRI-CHAN編集部に長期インプレ車として、MARKROSA 7Sの27インチモデル(450mmサイズ、税別47,800円)がやってきたので、まずはその装備からチェックしてみましょう。

MARKROSA 7Sのチェーンカバー

フロントギアに、裾の巻き込みを防ぐチェーンカバーが装着されています。これが、シティサイクルに多い樹脂製ではなくワイヤー編みになっていて、さりげない高級感があります。見た目と実用性の両面から、うれしい装備です。

ちなみに、チェーンはさびにくい「ステンガードチェーン」です。

MARKROSA 7Sのフェンダー(泥除け)

普段使いには必須のフェンダー(泥除け)やサークル錠も標準装備。シティサイクルの感覚で使うことができます。

MARKROSA 7Sのハブダイナモ

前輪には「ハブダイナモ」と呼ばれる部品が装着されています。前輪の回転で発電し、ヘッドライトに供給します。

MARKROSA 7Sのライト(カゴはオプション)

そのヘッドライトは、暗くなると自動で点灯する「オートライト」です。

ハブダイナモ式なので電池切れの心配がなく、夜の帰り道も安心です。

MARKROSA 7Sのフロントブレーキ

目立たないところですが、しっかりした作りのブレーキが使われているのもポイント。本来当たり前のことですが「ちゃんと止まる」のはとても大事なことです。

MARKROSA 7Sのタイヤ

タイヤのサイズ自体は、シティサイクルで一般的な26×1-3/8もしくは27×1-3/8(写真は後者)ですが、転がりがよく軽快に走ることができます。

MARKROSA 7Sのシフター

MARKROSA 7Sは、7段変速モデル。右側のハンドルグリップ根元にあるシフターで、簡単に操作できます。坂道では軽い(数字が小さい)ギアに、平坦なところを巡航するには重たい(数字が大きい)ギアを使います。

MARKROSA 7Sのリアディレイラー

リアの変速機(リアディレイラー)には、ガードが取り付けられています。万が一自転車が倒れてしまったとき、リアディレイラーが破損するのを防いでくれます。駐輪しているときに倒されてしまうことは残念ながらよくありますが、そんなときでも壊れにくいようにできているわけです。

MARKROSA 7Sのサドル

サドルはブラウンカラーで、適度にスポーティーなもの。好みに個人差はあると思いますが、薄すぎず厚すぎず、狭すぎず広すぎずといったところです。軽快な走りを楽しもうと思ったら、クッション性重視の分厚いサドルよりも、むしろこちらのほうがお尻が痛くなりにくいと感じます。

MARKROSA 7Sのグリップ

そして、自転車通勤にもぴったりな実用性を備えているのに、カジュアルな雰囲気でまとめられていることこそが、MARKROSA 7Sの最大のポイントと言えるかもしれません。

MARKROSA 7SのBAAステッカー

MARKROSA 7Sは、自転車の安全基準「BAA」適合モデルです。

さて、今回はオプションパーツも取り付けた状態で紹介しています。

MARKROSA 7Sのオプションの前かご(フロントバスケット)

バスケットは何種類か純正部品が用意されていますが、今回はステンレス製のフロントバスケット(前かご)を取り付けています。普段使っているバッグのサイズに合わせて、バスケットを選びましょう。

MARKROSA 7Sの前かごにカバンを入れる

通勤用途にはやはりバスケットがあったほうが便利ですね。キックスタンドで駐輪するとき、バスケットに入れた荷物が重いと自転車が動いてしまうことがあるので、その点だけは注意しましょう。ひったくり防止ネットなども、あるとよいかもしれませんね。

ひととおり写真を撮り終えたところで、実際に乗ってみました。まず最初にわかるのは、走りの質感の高さです。またがって走り始めたその瞬間から「ちゃんとした自転車に乗っている」と実感できます。

ステーのあるバスケットを取り付けて重量はノーマルより増えていますが漕ぎ出しは軽いし、安定性も高く、音もなくスムーズに走ります。乗車姿勢はシティサイクルのそれだけど、意外とスピードも出せますし、走りはワンランク上です。

MARKROSA 7S

もちろん、クロスバイクのCYLVA F24などと比べると重さは感じますが、片道5km程度の移動であれば快適そのもの。5kmを超えたら辛いかということでもなく、7〜8kmくらい、時間にして30分くらいなら問題ありません。それ以上の距離と時間を乗ることができない……というわけではありませんが、距離を乗りたいのであればCYLVAやORDINAのほうがより向いているでしょう。

スーツでもカジュアルでも、そしてスタッガード型のフレームなので女性がスカートで乗ることもでき、どんなスタイルにも合うというのも美点です。

まとめますと、MARKROSA 7Sは、
・チェーンカバーやフェンダー(泥除け)、オートライトなどの充実した実用装備
・男性でも女性でも、スーツでもカジュアルでも乗れるデザイン
・シティサイクルの乗りやすさはそのままにスポーティで質感が高いな走りを楽しめる
——といった理由から、毎日の自転車通勤にもぴったりな自転車です。

その「おいしいところ」を味わいやすいのが、だいたい片道5kmのゾーンではないでしょうか。片道5kmといったら、新宿から中野、渋谷から駒澤大学、大阪なら本町から天下茶屋あたり、名古屋なら栄から熱田あたりまでの距離ですから、意外と遠くまで行けます。

MARKROSA 7Sの26インチモデル
こちらは26インチタイヤ・430mmサイズ

また、このMARKROSA 7S、実は「3年間盗難補償」や、半年間の「ブリヂストンサイクル フリーケア・プログラム(賠償責任危険補償特約つき交通事故傷害保険)」までついてきます。

消費税込みで5万円を超える価格なので、質感でも走りの面でも「よいもの」であると実感できないと困ってしまうわけですが、その期待を裏切らない自転車です。

自転車通勤は、ぜひ「品質に優れた自転車」「安心できる自転車」で始めてください。

[2022/12/25 価格情報を2023年モデルのものに更新しました]

製品名 MARKROSA 7S(マークローザ 7S)
価格 66,000円(税込)
製品情報 https://www.bscycle.co.jp/items/bicycle/greenlabel/markrosa/
※3年間盗難補償付き

車両提供:ブリヂストンサイクル

text&photo_Gen SUGAI(CyclingEX

協力・協賛:ブリヂストンサイクル株式会社

4件のコメント

  1. チューブについてた緑色のキャップは止めたんですかね

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