深まる秋を肌身で感じたいなら、徒歩以上・クルマ未満の自転車がぴったり。ブリヂストンの「VEGAS(ベガス)」に乗って、散歩するように街を巡る「散走」に出かけてみませんか。
秋の深まりを感じる、11月のある日曜日。ちょっと雲は多いけど、外は出かけるのにぴったりな陽気です。ブリヂストンの小径自転車「VEGAS(ベガス)」に乗って、いつものように街まで出かけてみました。商店街を歩く人はみんなマスクをしているけれど、ほどよい気候に誘われたのか、結構な人手です。
人通りの多い商店街の中心部は避けて、1本逸れた道を通ります。そして、細長く続く商店街のいちばん奥に回り込んでみました。駅に近いエリアはチェーン店がほとんどになってしまったけれど、こちらには地場のお店があるだけでなく、古い物件を借りて新しく商売を始めるお店も集まっています。
昔ながらの——といった雰囲気のアーケード。新しいお店も多くて、狭い通路は活気に溢れています。
そして、きっと何十年も変わらず佇んでいるのであろう、雑貨店。サンダル&スリッパのバリエーションが豊富!
数件先には、こちらも昔からやっているのであろう「乾物屋さん」があります。乾物とは、乾燥した食品のこと。店先には干し芋やこんぶ、煮干しやするめなどが並んでいました。
「1本逸れた」道を走っている最中に、前から気になっていたカフェがあったので寄ってみます。
商店街の中にある老舗の和菓子屋さんがやっている、和カフェでした。白玉ぜんざいをいただいて、しっかり!?甘いものをチャージ。
お腹が適度に満たされたところで、今まで行ったことがないエリアを覗いてみようと思い、商店街の先へと進み住宅街に入ってみると——。
空が開け、住宅街に囲まれるように農地が現れてびっくり。
ねぎやほうれんそうが栽培されている畑が広がっていたり、もう少し進むと栗林があったり。栗林なんて久しぶりに見ました。
建物がなるべく入らないように風景を切り取ってみれば、どこの里山かといった風情です。
「市民農園」もありました。
意外と畑が点在してるんだな〜と思い、改めてスマートフォンの地図を見たり、周囲を見回してみると、ところどころにちょっとした林があることがわかりました。そんな林のひとつを、VEGASで訪ねてみます。
こんもりとした丘に木々が生い茂り、小径が「おいでよ」と誘っているよう。
数百メートル先の大通りは渋滞中なのですが、林の中にいると、そんなことをまったく感じさせません。
その後も、VEGASをちょこまかと走らせます。
川沿いの道でススキの穂が揺れていたり(ススキではなくオギかも)、今まで気づいていなかった花屋を見つけたりと、意外と発見があります。
そして、いつの間にか紅葉が進んでいることにも気づくのでした。
そういえば、公園の草も「みどり」から「きいろ」へと変わりつつあります。
「きいろ」と言えばイチョウだな……と思い、VEGASで神社に向かってみました。
そうか、七五三か。そして、期待どおりにイチョウが色づいていました。
自転車を停めて、神社と、隣接するお寺の境内を散策します。
七五三の受付時間も終わり静かになった境内で、秋を満喫しました。
最後に、気にはなっていたけど入ったことがないカフェへ。
アイスコーヒーをいただきながら、店内を見回してみると。
打楽器が置かれています。
コースターはレコードのかたちをしています。あと、バーカウンターの円盤が気になる……。
これ、ドラムヘッドですね!
こちらは、パーカッション奏者のオーナーとビートボクサーのマスターによるカフェ。小さなステージもあって、今はライブはできないけれど、配信イベントやギャラリーイベントなども行われているのだとか。
気がつけば、半径2kmほどのエリアを行ったりきたりしているうちに、3時間以上経っていました。でも、同じことを徒歩でやろうと思ったら、少なく見積もっても2時間は余計にかかっていたでしょう。
VEGASは見た目の印象どおり「ゆっくり走る」のがぴったりな自転車ですが、それゆえに適度に効率よく、かつじっくりと街を巡るのにぴったりなんだなと、改めて感じました。
みなさんも、今度の週末は自転車に乗って「散走」してみませんか?
●今回使用した自転車「VEGAS」
点灯虫モデル(内装3段) 価格:43,800円(税別)
ダイナモランプモデル(シングル) 価格:35,800円(税別)
リンク: ベガス | ブリヂストン グリーンレーベル | 自転車 | ブリヂストンサイクル株式会社
車両提供:ブリヂストンサイクル
text&photo_SUGAI Gen(CyclingEX)
協力・協賛:ブリヂストンサイクル株式会社
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