走る・食べる、楽しみがダブル。自転車は、おいしい!

おいしい、そして楽しい。「食べること」は、人生に大きな喜びと感動をもたらす体験のひとつです。1日をどれだけ充実して過ごせたかどうかに、大きく関わる重大事。ちょっと大げさな物言いかもしれませんが、「食の大切さ」を否定はできないですよね。自転車は、そんな「食」の楽しみと喜びを、強力にブーストしてくれます。

あちこちの店のおいしいパンを、一度に揃える。

たとえば「おいしいパン屋さん」に行くことを、考えてみましょう。公共交通機関+徒歩だと、ひとつの店舗に行ったら普通は終了。「しかった、以上!」に、なるだけです。

けれど自転車があれば「あちこちのパン屋さんを巡って、お気に入りを食べ比べてみる」という楽しみ方も簡単。「これは美味」「それも美味!」「あれも美味!」と、おいしいヨロコビを倍増させられます。

自分がパン屋巡りをするときは、下調べは最小限。Googleマップのアプリで周辺のパン屋さんを検索したら、大まかな方向感だけ把握して走り出してしまいます。なので「少し走ったらすぐ自転車を停めて、スマートフォンで現在地を確認」という走り方をすることが多いです。

停車と現在地のチェックを繰り返していると、見ている景色が地図上に表示された場所にどんどんリンクしていきます。ただ通過するよりも断然、走った道を高い解像度で理解していける感覚が興味深いです。

それに自転車なら、細い道や一方通行(※自転車を除く)があってもどんどん進めます。また、クルマだと「お店の近くに駐車場が見つからずに諦めざるを得ない……」なんてこともあったりしますが、自転車ならそんなことも起こりません。

食べたいパンが揃ったら、そのまま河川敷や公園に行って、青空ランチにするのが個人的な黄金パターン。ここで避けられない問題は、「つい買いすぎて、食べ過ぎる」ということだけです。

公共交通機関だけでは、たどり着けない美味へ。

山の中にあるパン屋さんや、「秘境ラーメン」で検索してトップヒットするラーメン店。そんな「最寄り駅やバス停が全くない場所にある、おいしいお店」に行くこと。これも、自転車の得意技です。

近くの駅まで輪行したら、お店を目指してひたすらペダルを回します。普段のサイクリングよりも、負荷が高い走行になる確率が高かったりするので、事前に距離や坂のキツさなどを十分に調べておくことは必須です。

「この程度の坂と距離なら、問題なし!」と思っても、実際に行ってみたらヒドい目に遭う。そんなことを繰り返したりしていますが、走った後でいただくおいしい食事は、何よりのご褒美になります。

マイブームは、町中華のチャーハン&餃子。

最近気に入っているのが、サイクリングに出かけた先で、フラッと街の中華料理店に入ること。そして選ぶのは小綺麗で洒落た雰囲気の店ではなく、どんな街にも1件は必ずありそうな「町中華」。

オシャレさ、上品さ、気取った感じとは一切無縁。むしろ古臭くて、雑然としていて、映えの要素は全くありません。だが、それがいい!

オーダーするのは、チャーハンと餃子。どちらも定番中の定番で、ハズレる可能性が限りなく低いメニューです(ハズレが無いとは言ってない)。

同じような店で、同じようなメニュー。それなのに、実はひとつとして同じ味じゃない。没個性なようでいて、それぞれのお店が「店の味」をちゃんと持ってるんですよね。

ガッチリ下調べして、間違いなくおいしいお店に行く。これが、絶対的な正解ではあります。けれど、こんなふうに、あえて「そのときの気分だけ」で店を選んで入ってみるのもかなり面白いです。あるお店では小皿に乗ったサイドメニューの一品が、横浜中華街の有名店を明らかに超える味で驚かされる、なんてこともありました。

そして侮れない味の町中華に出会えたりすると、サイクリングの思い出がグッと深められます(「ドン引き味の店に出会ってしまって、マイナス方向に思い出が深まった経験がない」とは言ってない)。

コンビニおにぎりも、至高の美味に。

あれこれ書いてきましたが、とどのつまり「自転車で走ること」は、飲むことであり、食べることです。

ガチガチのスポーツ走行でも、ゆる〜いポタリングでも。自転車に乗って走ると普段よりもずっと喉が渇いて、グッとお腹も空きます。

するとあらゆる飲みもの・食べものが、格段においしくなる。別に入念な下調べをしなくても、高いお金を出さなくても、「食」のヨロコビを存分に感じることができるのです。

コンビニで買ったおにぎりだって、走った後なら大ご馳走になります。水道水だって、甘露の味わいです。もしかすると、これって自転車乗りだからこそ味わえる、至高の美味なのかもしれません。


などかず(@nadokazu)プロフィール:職業はWebプロデューサー。週末はサイクリングと写真撮影を楽しむ。家族サービスの時間を確保するために、サイクリングは早朝が多いというお父さん。Instagramアカウントはこちら

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