「ちょっとだけグラベル」を楽しむのにちょうどいいANCHOR RL6D

近年、オンロードとオフロードの両方を楽しめるグラベルロードバイクやグラベルバイクと呼ばれる自転車で「グラベルライド」を楽しむ人が増えているのを知っている人は多いと思います。グラベルとはもちろん、砂利のことです。

ただ、グラベルライドに興味はもちつつも、そのためだけにもう1台自転車を所有するのが現実的ではない人も、少なくないかと思います。「興味ないわけじゃないけどね〜」というのは、よく聞く話です。

そこで注目したいのが、ブリヂストンのスポーツ自転車ブランド「ANCHOR(アンカー)」から発売されている「RL6D」のような、ちょっとしたグラベルライドもOKなロードバイクです。

ANCHORのRL6Dはロングライドでの快適性を求めたロードバイクですが、ちょっとしたグラベルライドにも対応し、サイクリングの際の行動範囲を広げてくれる1台なのです。

今回紹介している車体はホイールが「DT SWISS P1800 SPLINE DB 23」にアップグレードされており、オンロードを快走するためのアッセンブルと言えるでしょう。とはいえ、標準で装着されているタイヤ「BRIDGESTONE EXTENZA RR-2X 700×28C」は快適性と耐久性を兼ね備えており、かつ内部にパンクプロテクターを装備しています。

そして、フレームとタイヤのクリアランスが広めに確保されているのもポイントです。700×28Cでは、まだまだ余裕があります。

お好みで、700×32Cのタイヤまで装着することができます。グラベルライド向けを謳う30Cのスリックタイヤなんかが、ちょうどよいイメージでしょうか。

ちなみに、ダウンチューブの下にもボトルケージ台座があります。ここにボトルケージとツールケースを取り付けることも可能です。

RL6Dはロングライド向けの設計なので、レース向けのロードバイクよりも上体を起こし気味にした乗車姿勢をとることができます。前傾が強すぎないので、荒れた路面に入ってしまったときでも気持ちに余裕がもてるでしょう。

川沿いのサイクリングロードを快適に走っていると、突然舗装が途切れてしまう——というのはよくある話です。そんなときでも、RL6Dなら「そのまま進む」という選択肢があります。

オフロードを走るための自転車ではないので無理は禁物ですし、タイヤのサイドカットなどしないように慎重さは必要ですが、川沿いの砂利道やフラットダート程度なら守備範囲です。

また、そういったRL6Dのキャラクターは、舗装が荒れた里道でも活きてきます。アルミフレームながらもショック吸収性に配慮された設計ですし、太めのタイヤを装着することで(空気の量が増えるので)いっそう振動を和らげることができます。この日も、荒れた路面で斜面から水も染み出しているような道を含むサイクリングを、のんびりと楽しむことができました。

未舗装路や荒れた舗装路を選んで走っていると、どうしても自転車は汚れたり傷がついたりもしますが、そこはちょっとした勲章だと考えることにしましょう。

というわけで、オンロードをメインにしつつ、ときおり現れる荒れた舗装やグラベルもストレスなく走り抜けたい——そんな用途に、RL6Dはぴったりです。

RL6Dの完成車価格は148,500円〜236,500円(税込)。「セレクトパーツ」やカラーオーダーによって価格は変わります。また、フレームセットは115,500円〜(税込)です。

リンク: RL6D | ALL LINE UP | アンカー | ブリヂストンサイクル株式会社

ちなみに、ANCHORのラインナップでグラベルライドもOKなものといえば(シクロクロスバイクを除けば)こちらの「RL1」にも触れておきたいところ。

クロスバイクというのは、そもそもロードバイクとMTB(マウンテンバイク)のクロスオーバーという意味で、河川敷のフラットダート程度は難なくこなせる存在です。

RL1はスポーツ性能が高いクロスバイクですが、丈夫なタイヤ(サイズは700×32C)を標準装備しているので、その守備範囲は広め。グラベルライド向けのタイヤに交換しても、面白いんじゃないでしょうか。

価格は、機械式ディスクブレーキ仕様が69,000円(税込)、油圧式ディスクブレーキ仕様が72,000円(税込)です。

リンク: RL1 | ALL LINE UP | アンカー | ブリヂストンサイクル株式会社

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