冬の朝、横浜中華街へ朝粥を食べに行く。

冬は自転車に乗って楽しむには辛い季節ですが、写真を楽しむには良い季節。空気が澄んで風景がクリアに見えるし、日の出が遅くなるので朝焼けに遭遇できる機会も増えます。そんな季節に、写真映えする自転車が手元にある。そうなったら、どれだけ寒さが辛くても撮りに行かざるを得ないでしょう。

というわけで、ある冬の休日に普段より少し早起きして、CHeRO 20で出発しました。今日は、カメラに加えて三脚も装備に入れています。普段にも増して肩に食い込む重量が堪えますが、写真のためには我慢我慢。

自宅を出発してしばらく走り、花月園駅前踏切を渡ります。ここは横須賀線、京浜東北線、東海道線さらに貨物線の線路を渡る長い踏切。普段は開かずの踏切として知られていますが、今日は時間が早いせいかすんなり渡れました。

京急線を越えて、国道15号をみなとみらい方面へ走ること30分。個人的なお気に入り自転車撮影ポイントのひとつ、臨港パークに到着。CHeROとカメラをセッティングして、撮影を始める頃には、もう夜が明け始めていました。

※ちなみに臨港パークは自転車乗り入れ禁止区域。ですが押し歩きなら持ち込みOKという返答を管理会社さんにいただいています。

あれこれ設定を変えながらシャッターを切っていると、雲の間から太陽が顔を出しました。慌ててシャッターを切って、朝焼けに染まるCHeROの撮影に成功。これで、写真撮影的にはミッションコンプリートです。

なんとかイメージしていた写真が撮れて気持ちが落ち着くと、なんだか猛烈に寒い!考えてみれば、ここは海からの冷たい風が容赦なく吹き付ける場所です。撮影中は夢中になっていましたが、気が緩んだ途端に痛いほどの寒さに震え上がりました。

慌てて機材を片付け、道路に出てCHeROにまたがります。次の目的地は、横浜中華街。心底冷え切った身体を、可及的速やかに熱いお粥で暖めなければなりません!

臨港パークから10分足らずで、横浜中華街に到着。普段は大勢の人が行き交う中華街も、この時間は人の気配がありません。

そして、そんな時間でも開いているお店がこの「馬さんの店 龍仙」。お粥だけでなく、本格的な中華料理を、朝の7時から食べることができます。

情報源: 馬さんの店 龍仙

今日は、ネギと叉焼のお粥をチョイス。冷え切った身体に、熱々のお粥はそれだけで最高のご褒美。もちろんしっかり美味しいので、幸せメーターが振り切れそうです。

あっという間に完食して、店を出ます。家に向かう帰路の途中に赤レンガパークを通ると、ちょうど「飛鳥II」が入港しているところでした。

休みの朝に少しだけ早起きするだけで、写真と自転車と美味しいご飯まで楽しんでしまいました。ロードバイクで走り回るのも楽しいですが、冬は精神修行のような寒さとの戦いです。いきおい「今日は自転車はあきらめよう…」と、布団の中で過ごしてしまうことも少なくありません。

なので、こんな風に「CHeROで気負わずに走る」という選択肢を持てるのは、実に嬉しいことだと思うのです。

●今回使用した自転車:CHeRO 20(税別55,800円)

リンク: CheRO 20|chero|BRIDGESTONE GREEN LABEL

text&photo_などかず(@nadokazu)

プロフィール:広告会社勤務のWebプロデューサー。2台の自転車を所有し、週末のサイクリングと写真撮影を楽しむ。家族サービスの時間を確保するために、サイクリングは早朝が多いというお父さん。Instagramアカウントはこちら

協力・協賛:ブリヂストンサイクル株式会社

1件のコメント

ただいまコメントは受け付けていません。