TB1eでめぐる横浜水道みち:日本初の近代水道とトロッコ軌道

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実は、今回紹介している「水道みち」の存在に気づくより前に、別の「水道ネタ」が気になっていました。それは、川井浄水場から鶴ヶ峰配水池に至る水道管の通り道にあります。

川井浄水場から保土ヶ谷バイパス〜八王子街道と走り、途中で北へと進む細い道に入っていきます。するとどんどん標高が上がり、あたりにはのどかな風景が広がっていました。

コンクリートの構造物が道路に沿っていました。これは、中に水道管があると考えてよさそうです。

やがて、コンクリートの構造物と道路は重なります。その先で右手に見えてきたものは——。

谷に鉄橋が渡されているのが、わかりますか?

坂道を下ると、まっすぐに伸びる鉄橋が。「大貫谷戸水路橋」という名前があるようです。フェンスの内側ではツツジが咲いていました。ちなみに、水道みちの用地はツツジの植栽が多いので、ツツジの花が咲く季節に訪ねるのがよいかもしれません。

下から見上げる鉄橋も、なかなかのもの!?

最後に、若葉台団地へと向かうバス通りから鉄橋を眺めます。

個人的にあまりに盛り上がってしまい、予定以上に時間を使ってしまいました。この近くにもうひとつ鉄橋があるのですが、今回はあきらめて先を急ぎます。

さて、水道みちの探索に戻りましょう。

福泉寺前バス停付近

水道みちは国道16号の旧道や帷子川に寄り沿って、生活道路であったり、遊歩道であったり、いろいろとかたちを変えつつ続いています。地図を見るとその名も「水道道」という道路があるので、わかりやすいでしょう。

途中、レールが埋め込まれているのを見つけました。なんと、唯一残っている当時のレールなんだとか。130年以上前のものです。

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協力・協賛:ブリヂストンサイクル株式会社