TB1eでめぐる横浜水道みち後編:津久井湖畔までまっすぐに行こう!

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先ほど相模川の河岸段丘をひとつ降りましたが、相模川に近づくまではしばらく平らな土地が続きます。

畑が広がる中、本日7枚目の看板を見つけました。

ああ、夏だ……。

畑の中に、本日8枚目の看板。水道みちでかつ畑が広がるエリアでは、日差しをさえぎるものが何もなく、地面からの照り返しも強烈です。コンビニで買ったミネラルウォーターを、腕や首にかけながら進みます。

そして相模川へと降りる崖が近くなったら川に沿うように住宅地内を北上、やがて相模原市の老人福祉センター「渓松園」が見えてきます。ここに、本日9枚目の看板があります。

ここにはかつて、横浜水道のポンプ場があったとのこと。

渓松園は、昭和9 (1934)年に竣工した 旧大島送水井(送水ポンプ施設)を再利用しています。

情報源: 「横浜水道創設水道導水路」の看板概要図(PDF)

なお現代の水道管は、この付近から上流方面においては少し離れたルートに移されています。

リンク: 国土地理院地図

続いて、河岸段丘の崖を降りる「大嶋坂」という坂へと進みます。

大嶋坂の途中、ここを入ると看板があるらしい……

崖の途中、この茂みの中に、順当に行けば本日10枚目となる看板があるらしいです。いちおう近くまできたということでカウントしつつ、今後の宿題とさせていただきます……。かつての水道管は、この崖に沿って埋まっていたようです。

相模川の対岸と圏央道

相模川は、すぐそこ。対岸に圏央道が見えます。

ここから先、あの茂みの中を行けば次の看板があるようなのですが、さすがに無理なので一般道を迂回します。

久保沢水路橋

相模川の小倉橋に降りる道の途中、久保沢水路橋をくぐります。こちらは、現代の送水ルート。

そして小倉橋のたもと近くに、本日11枚目の看板が。こちらも近寄るのは断念しましたが、見えたのでよし。

走って看板を見つけることに夢中になっていたので、ちょっと一息。

ここは旧城山町ですが、現在は相模原市緑区です。

新旧の小倉橋。河原にはSUVとテントがいっぱいです。

国道413号に出て、津久井湖に沿って進み、三井(みい)大橋を渡ります。かつての津久井町で、こちらも現在は相模原市緑区です。このあたりでは、横浜水道創設時の水道も現代の水道も隧道(トンネル)が多く、その様子を伺うことはできません(昔使われていた隧道の遺構などはあるそうです)。小倉橋から先はアップダウンの連続なので、TB1eをここぞとばかりパワーモードにして、グイグイと進みます。

津久井湖の上を走る風が涼しいので、しばし湖面を眺めまました。

そして、湖畔の釣りボート屋さんにやってきました。本日12枚目(「丸い看板」の起点となる1枚目)は、その敷地の中。

民有地ということで、ちょっと遠慮して敷地外の道路から。丸い看板、見えますか?

三井のボート屋さん敷地内

はい、こちらにありました!

横浜水道が造られた当初の取入口「三井取入口」はここから1kmほど離れた場所にあるのですが、そこに至る県道は通行止め(廃道状態)で、近寄ることができません。この場所から水道管が敷設された当時を偲びつつ、本日のゴールとしました。

現在、横浜水道の中でも「道志川系統」と呼ばれている水源は、その名のとおり相模川の支流である道志川にあるので(青山水源事務所)、そちらを目指してみるのもよいでしょう。

相模川の上流にある道志川の河川水を水源としています。鮑子取水ぜきで取水し、青山沈でん池を経て、自然流下で川井浄水場へ送られています。

情報源: 横浜の水道 横浜市 P4

今回参照した情報は、横浜市のWebサイトにまとまっています。

情報源: 水道局の取り組み 横浜市


今回の走行ルートです。迂回したところ以外、ほぼ直線ですね。

「真っ直ぐさ」という意味では、前回以上かもしれません。

今回使用した、TB1eの2021年モデル。最新モデルの情報は下記リンクからどうぞ。

リンク: 電動クロスバイク TB1e(ティービーワンe) | ブリヂストンサイクル株式会社

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