毎年、自転車通勤を始める人が増える、春。そこで今回は、クロスバイクを自転車通勤に使う際に必要となるアイテムを、一気に紹介します。自転車本体以外にどんなものがあるとよいのか、ぜひチェックしてみてください。
クロスバイク本体
自転車通勤にクロスバイク をおすすめする理由は、スポーティで軽快な走りと、普段使いできる実用性を兼ね備えているから。片道10kmの自転車通勤も、クロスバイクなら余裕です。
BRIDGESTONE GREEN LABELの「CYLVA F24(シルヴァ・F24)」は、初めてのスポーツバイク(自転車)にぴったりな、乗りやすさと扱いやすさを兼ね備えた1台です。
リンク: シルヴァ | ブリヂストン グリーンレーベル | 自転車 | ブリヂストンサイクル株式会社
関連記事: CYLVA F24が片道10kmの自転車通勤におすすめな理由 – BRI-CHAN
そして、ブリヂストンのスポーツバイクブランド「ANCHOR(アンカー)」の2021年モデルとして登場した「RL1」も、本格的なスポーツ性能を通勤や週末のサイクリングで存分に味わえるクロスバイクとして、おすすめです。
リンク: RL1 | ALL LINE UP | アンカー | ブリヂストンサイクル株式会社
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BRIDGESTONE GREEN LABELの「MARKROSA 7S(マークローザ・7S)」は、シティサイクルの乗りやすさとクロスバイクの速さを兼ね備えた自転車です。片道5kmくらいまでの通勤なら、こういったタイプの自転車もよいですよ。
リンク: マークローザ | ブリヂストン グリーンレーベル | 自転車 | ブリヂストンサイクル株式会社
関連記事: MARKROSA 7Sが片道5kmの自転車通勤におすすめの理由 – BRI-CHAN
軽快に通勤できる電動アシストクロスバイクをお望みなら「TB1e」がおすすめ。アシスト走行距離が長く、走りも軽快。アップダウンのあるコースや長距離の通勤も、TB1eなら大丈夫!
リンク: 電動クロスバイク TB1e(ティービーワンe) | ブリヂストンサイクル株式会社
関連記事: 写真で見るTB1e:実用的で乗りやすい電動アシストクロスバイク – BRI-CHAN
ライト
さて、自転車本体だけがあればOKかというと、そうではありません。安全・快適に自転車を使うために必要なものがいくつかあります。その筆頭は「ライト」でしょう。
ちなみに、ブリヂストンのクロスバイクはヘッドライトが標準装備されているので、わざわざ買い足す必要はありません。また、自転車店に行けばさまざまなライトが売られていますから、好みのものに買い換えるのもよいでしょう。
ブリヂストンに限らず、シティサイクルやクロスバイクの多くは後部の反射板(リフレクター)が標準装備されています。でも、電池式やUSB充電式のテールライトがあれば周囲にしっかりアピールできて、より安心です。上の写真は、BB Boro(ビービーボーロ)の「DR-3.0R」(税別2,900円)というUSB充電式のテールライトです。
リンク: BB Boro DR-3.0R
ブリヂストンのオプションパーツとしては、コイン電池式の「TL-SP1」(税別1,219円)があります。
リンク: テールライト | ランプ | オプションパーツ | ブリヂストンサイクル株式会社
カギ
自転車を駐輪する際には、カギが必要なのは言うまでもありません。ブリヂストンのクロスバイクには、ワイヤー錠やサークル錠が標準装備されていますが、それとは別にもうひとつ丈夫なワイヤー錠をもっておくと安心です。
ブリヂストンの「ロングワイヤーロック WL-SP2」(税別1,886円)は、ワイヤー長が180cmと長く、かつワイヤーが柔らかくて取り回しもしやすいのが特徴です。
リンク: ロングワイヤーロックの詳細 | 株式会社ブリヂストン
また、下記の記事でさまざまなカギを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事: クロスバイクの盗難対策!カギの種類と使い分けを知ろう! – BRI-CHAN
ベル
人に向かって鳴らしてはいけないけれど、自転車に備え付けておかなくてはいけないのが「ベル」です。
多くのクロスバイクでは(もちろんブリヂストンのクロスバイクも)ベルが付属していますが、付属していない場合は別途購入が必要です。また、お気に入りのデザインのものに買い換える人も少なくありません。私は、キャットアイというメーカーの「OH-2400」(税別800円)というベルが、取り付けの自由度が高く気に入っています。
リンク: OH-2400 | 製品情報 | CATEYE(キャットアイ)
スタンド
スポーツバイクの多くは、スタンドがありません。スタンドがなくても利用できる駐輪場も多いのは事実ですが、それでも通勤や通学等で普段使いするなら、スタンドは取り付けておきたいところです。
ちなみに、先ほど紹介したブリヂストンのクロスバイクは、どれもスタンドが標準装備されています。
フェンダー
雨の日だけでなく、雨上がりで路面が乾いていないときにも役立つのが「フェンダー(泥除け)」です。「フェンダーは必須!」と考えるなら、MARKROSA 7SやTB1eのようにフェンダーが最初から装備されている自転車を選ぶがいちばん簡単です。
フェンダーが付いていないクロスバイクの場合、メーカー純正オプションが用意されていれば、それを利用するのが確実でしょう。例えばCYLVA F24には、オプションの「S700 ドロヨケセット」(税別7,690円)があります。
ロードバイクやANCHOR RL1のようにフェンダーを取り付ける台座が用意されていない場合は、上の写真のブリヂストン純正オプション「ロードバイク用リヤフェンダー」(税別1,920円)のように、シートポストに取り付けるタイプのフェンダーを使用するのがおすすめです。
リンク: ロードバイク用リヤフェンダー | BCSP – Bridgestone Cycle Sports Part | BRIDGESTONE
ヘルメット
これからクロスバイクで自転車通勤をしようと考えている人は、ぜひヘルメットを着用してください。自転車に乗る人の頭部を保護してくれる、唯一の手段です。
ブリヂストンの「クルムス」(税別6,500円)のように、シンプルで落ち着いたデザインのヘルメットを選べば、どんなファッションにも合わせられるでしょう。
リンク: 大人用ヘルメット| オプションパーツ | ブリヂストンサイクル株式会社
グローブ
街で自転車に乗っている人の多くが、素手でハンドルを握っています。首都圏だと、真冬でも(寒そうにはしつつも)素手という人も結構いますね。でも、自転車に乗るときはグローブを着用することをおすすめします。
というのも、万が一転倒した際に地面に手を付くと、指やてのひらをケガしがちです。経験がある人はわかると思いますが、手のケガは想像以上に仕事や日常生活に影響が出てしまいます。つまり「保護」という観点で、グローブを使うのです。
モンベルの「サイクール グローブ」(税別3,400円)は、清涼・速乾素材を使用した、暑い季節でも快適なフルフィンガーグローブです。日焼け防止にもなりますよ。
リンク: モンベル | オンラインショップ | サイクール グローブ
アイウェア(サングラス)
アイウェアも、まぶしさの防止や紫外線からの保護だけでなく、木の枝や跳ねてくる石などから目を保護するためにも、ぜひ持っておきたいアイテムのひとつです。
BBB(ビービービー)の「フューズ PH」(税別16,500円)は、明るさに合わせてレンズの透過率が変化する「調光レンズ」のアイウェアです。朝の出勤時も夕方の帰宅時も、レンズ交換などをせずにこれ1本でOK!
リンク: フューズ PH [BSG-65PH] | BBB 公式サイト | ビービービー ヘルメット サングラス
速乾性のあるウェア
自転車通勤のときの服装で気をつけたいのは、第一に動きやすいこと。そして、裾などがチェーンやタイヤに巻き込まれないことでしょう。そして、インナーウェアだけでも吸湿速乾性に優れたものを着ることをおすすめします。
これからどんどん暖かくなる季節なので、春夏向けのアイテムを紹介しておきます。アウトドア総合ブランド「モンベル」の「ジオライン クールメッシュ Tシャツ Men’s」(税別2,300円)は、高い通気性と速乾性が魅力。メッシュ素材で、ベタつきもありません。しかも、防臭効果もあります。女性用としては「ジオライン クールメッシュ UネックTシャツ Women’s」(税別2,200円)があります。
リンク: モンベル | オンラインショップ | ジオライン クールメッシュ Tシャツ Men’s
リンク: モンベル | オンラインショップ | ジオライン クールメッシュ UネックTシャツ Women’s
予備チューブ/パンク修理キット/携帯工具
自転車通勤のときにパンクしてしまったら、大変です。遅刻しちゃう!
クロスバイクの中でも、本格的なスポーツバイクと同じ構造をもつタイプは、車輪を簡単に脱着できます。上で紹介したクロスバイクの中では、CYLVA F24とANCHOR RL1が該当します。そのようなクロスバイクの場合は、万が一に備えて予備のタイヤチューブや工具を携行することをおすすめします。
ということで、まずは予備チューブ。いろいろなメーカーから出ていますし、もちろんブリヂストンの純正品もあります。自分の自転車のタイヤサイズに適合するものを、間違えないようにして購入しましょう。
リンク: スポーツ車タイヤ・チューブ| オプションパーツ | ブリヂストンサイクル株式会社
タイヤをホイールから外すのに使う「タイヤレバー」と、出先で空気を入れるための「携帯ポンプ」も持っておきましょう。私はタイヤレバーはパナレーサー製のもの(税別543円)を、携帯ポンプは少し大きいけれどその分空気が入れやすいTOPEAK(トピーク)の「ロード モーフ G」(税別4,700円)を使っています。
私はロード モーフ Gを自転車のフレームに取り付けていますが、携帯ポンプは右の写真のようにフレームとボトルケージ(後述)の間に取り付けるタイプが多いです。盗難が心配なら、カバンに入れて携行しましょう。
リンク: Road Morph™ G [ ロード モーフ G ] / TOPEAK トピーク
リンク: チューブ & ポンプ | 商品紹介 | パナレーサー株式会社
そして、ドライバーや六角レンチがセットになった携帯工具も持っておけば、出先で部品が緩んでしまったり、サドルが下がってきてしまったりといったトラブルにも対応できます。2,000円〜4,000円くらいで、いろいろなメーカーから発売されています。
関連記事: クロスバイクのチューブ交換にチャレンジ(前編) – BRI-CHAN
関連記事: クロスバイクのチューブ交換にチャレンジ(後編) – BRI-CHAN
自宅で空気を入れるときはフロアポンプを使おう
携行品としては携帯ポンプを紹介しましたが、自宅で空気を入れるときは「フロアポンプ」を使ったほうが圧倒的に楽です。
自転車をパンクさせないためには、空気をしっかり入れておくのがいちばん。ぜひ、用意しておきましょう。ブリヂストンの「PM-SPH アルミフロアポンプ」(税別5,580円)は、仏式と米式のバルブに対応し、高圧まで入れられるポンプです(別売のオプションでシティサイクルの英式にも対応可能)。
リンク: アルミフロアポンプ | ポンプ | オプションパーツ | ブリヂストンサイクル株式会社
関連記事: 自転車をパンクさせないための第一歩はちゃんと空気を入れること – BRI-CHAN
サドルバッグ
上で紹介した予備のチューブや携帯工具などを収納するのに必要なのが、サドルバッグです。
文字通り、サドルの下に取り付けます。2,000円〜4,000円程度で、やはりさまざまなメーカーから発売されており、スポーツ自転車の専門店に行けば何かしら手に入るはずです。
私の場合はこんな感じで、予備チューブ、タイヤレバー、小型のワイヤー錠、携帯工具を入れています。
また、パーツやアクセサリーのメーカーから、ここで紹介したアイテムをセットにして発売している例もあります。BBBの「コンビパック」(税別4,300円)は、サドルバッグとタイヤレバー、携帯工具、パンクしたチューブの穴を塞ぐパッチ、そして携帯ポンプがセットになっています。
リンク: コンビパック [BSB-51SET] | BBB 公式サイト | ビービービー ヘルメット サングラス
ボトル&ボトルケージ
近年、夏はとんでもない暑さになることが多いですね。自転車通勤で熱中症になっては困り物です。水分補給ができるように、ボトルケージ(いわゆるドリンクホルダー)を取り付けるとよいでしょう。スポーツ自転車のフレームには、ボトルケージを取り付けるための台座が備わっています。
上の写真で使用しているのは、TOPEAKの「モジュラー ケージ Ⅱ」(税別1,200円)。直径63mm〜74mmのボトルを保持できます。一般的な500mlペットボトルが直径63mm、自転車用専用として売られているボトルの直径が74mmなので、その両方で使える優れものというわけです。
リンク: Modula™ Cage Ⅱ [ モジュラー ケージ Ⅱ ] / TOPEAK トピーク
ちなみに、BRIDGESTONE GREENLABELのMARKROSA 7Sのように、ボトルケージ台座がない自転車にボトルケージを取り付ける方法については、下記リンク先の関連記事で紹介しています。
関連記事: MarkRosaにドリンクホルダーを付けてみました – BRI-CHAN
バスケット(カゴ)
自転車で通勤をする際、荷物はどうしますか?
バスケット(カゴ)に入れる派と、背負う派に別れるのだろうと思います。「絶対にバスケットが必要!」という人は、バスケットが標準装備されている、もしくは後からバスケットが装着できる自転車を購入しましょう。自転車によっては小型のバスケットしか取り付けられない、もしくはまったくバスケットを取り付けることができないこともあります。
メーカー純正のバスケットが用意されていれば、それを用いるのがいちばんスマートです。この記事で紹介したブリヂストンの自転車では、CYLVA F24、MARKROSA 7S、TB1eには別売オプションの純正バスケットがあります。
関連記事: TB1eを「純正オプション+ちょい足し」で通勤カスタム! – BRI-CHAN
キャリア
荷物はキャリア(荷台)に固定したい!という人も、いるでしょう。通勤以外で何か運びたいときにも、キャリアがあると便利なのは確かです。
リアキャリアは、自転車メーカーの純正オプションがあれば、やはりそれが確実。また、パーツメーカーからも豊富に発売されています。上の写真は、ブリヂストンの「RC-SPD リヤリフレクター付リヤキャリヤ」(税別5,540円)です。
リンク: リヤキャリヤ | その他 | オプションパーツ | ブリヂストンサイクル株式会社
バッグ
バスケットがない自転車では、荷物はバッグに入れて背負うのが基本。ときどきトートバッグをハンドルにぶら下げている人がいますが、ブレーキ等の操作に影響が出たり、トートバッグのサイズによっては前輪に巻き込んでしまう可能性があるので、やめましょう。とくに前輪への巻き込みは即、転倒と大きなケガにつながります。
バックパックを使う場合は、背中に接する面にパッドがあって、かつ空気の通り道があるものを選ぶと、背負いやすくて背中の蒸れも防ぐことができるのでおすすめです。
モンベルの「ドライサイクルパック 20」(税別14,000円)は、高い防水性を備えた容量20Lの自転車用バックパックです。背面にメッシュパッドが配されているので、背中への密着を防ぎ快適な背負い心地です。赤色LEDライトを取り付けるホルダーや、ヘルメットホルダーも備わっています。
リンク: モンベル | オンラインショップ | ドライサイクルパック 20
また、リアキャリアへの取り付けができるバッグもあります。
上の写真で使用しているのは、ADEPT(アデプト)の「URBANITE(アーバナイト)」(税別8,900円)です。リアキャリアのサイドに取り付けることもできるし、ふつうに背負うこともできるので便利です。
リンク: ADEPT URBANITE
詳しくは下記の記事で紹介しています。
関連記事: 荷物があっても背中が蒸れない!クロスバイクに「リアキャリア+サイドバッグ」という選択肢 – BRI-CHAN
自転車保険
最後に紹介するのが「自転車保険」です。自転車にはクルマやオートバイのように自賠責保険がないので、万が一に備えて自転車保険に加入することをおすすめします。
一般的に自転車保険と呼ばれているものは「個人賠償責任保険」と「傷害補償」の組み合わせです。とくに「自転車保険」と銘打っているものは、自転車の事故に特化したサービスが用意されています。例えば示談代行サービスや、トラブル時のロードサービスなどです。
事故の相手への補償であれば、さまざまな保険商品に用意されている「個人賠償責任補償特約」で自転車の事故をカバーできます。
また、自転車安全整備士が整備した普通自転車に貼付される「TSマーク」にも、保険が付帯します。
リンク: 赤色TSマーク | 公益財団法人日本交通管理技術協会 – 赤色TSマーク | 自転車点検整備をするだけで加入できる自転車向け保険です
少なくとも、自転車で事故を起こした際に相手への補償が可能なものに加入しておきましょう。
優先順位を決めて必要なものを揃えよう
クロスバイクで自転車通勤をする上で必要なアイテムを、可能な限り挙げてみました。「自転車以外にもずいぶんと必要なものがあるな」と感じた人もいることでしょう。
もちろん、すべてを一度に揃える必要はりません。例えば通勤時間がほんの10分ほどであればボトルケージはなくても大丈夫ですし、雨の日や雨上がりには乗らないと決めているのであれば、フェンダーを取り付ける必要もありません。一方で、ルールや安全の上で必要となるライトやベル、ヘルメットやグローブ、盗難防止のためのカギなどは優先順位が高くなります。
予算の都合もあるでしょうから、優先順位が高いものから順番に揃えていきましょう。
自転車本体だけではなく、周辺アイテムも充実させて、安全・快適な自転車通勤を!
関連記事: TB1eを「純正オプション+ちょい足し」で通勤カスタム! – BRI-CHAN
text&photo(特記以外)_SUGAI Gen(CyclingEX)
協力・協賛:ブリヂストンサイクル株式会社